つながらない打線は線ではなく点
交流戦終盤に5連敗を喫したライオンズは、ヒットを打てども得点することができず、残塁の山を築く試合を続けていました。
6/19のヤクルト戦、交流戦最終戦でなんとかライオンズは勝利を収めました。この試合後、田辺監督は「打線はみんながつなごうという意識がいつも以上に高かった。連敗中だったので、なんとかしようという意識があったと思う。」とコメントしています。
つまり、いつもは「つなごうという意識」がないということです。
「つなごうとするの意識」がないのに打線がつながるはずはありません。「線」が「点」なってしまっています。
打線が「点」になってしまっては、ホームラン以外では点が取れないのは当然と言えます。
つなぐ意識がない打者
ここ最近、特に目に余る打者は、浅村栄斗です。ランナーを置いた場面で進塁打を打つこともなく、簡単に三振、内野フライを繰り返しています。
ヒットを打てば後ろにつなげたと思っているのでしょうか。
ヒットでつながるのは当たり前のことです。つまり、放っておいても2~3割の確率でヒットで後ろの打者につながります。大事なのは、ヒットを打てない7割以上の打席をどういったものにするかということです。
その点、金子侑司は今シーズンになって、つなぐバッティングができるようになりました。おそらく秋山のおかげでしょう。
しかし、浅村は自分勝手なバッティングばかり・・・浅村に限らず、坂田、炭谷、森あたりも同様です。
森はヒットを打っている分、つないでいるように見えますが、見かけだけです。
炭谷は、ヒットは打てないだけでなく、右打ちに徹しているのかと思えば、初球を簡単にポップフライだったり、サードゴロやショートゴロを繰り返しています。
坂田は・・・どうしようもない状態です。
ランナーのいる場面で三振が許されるのは(許されるべきではありませんが)中村とメヒアだけでしょう。
ライオンズ浮上のためには、常に、後ろにつなぐ意識を高く持ったバッティングが必要不可欠です。