審判の判定にも助けられた多和田の初勝利

多和田真三郎の初勝利

2015年のドラフト1位ルーキーは、6/19ヤクルト戦に先発し、6度目の先発でようやく初勝利を挙げました。

投球内容は5回5失点、味方打線が点を取っても逆転され、味方打線が逆転しても追い付かれるなど、決して褒められた内容ではありませんでした。

しかし、前回の投球では8回無失点でも勝利を挙げられないなど、いいピッチングをしたからといって勝てるわけでもなく、この初勝利のように時には運も必要です。

たかが1勝ですが、この1勝は多和田にとって大きな1勝です。

初勝利を挙げたことで精神的にも少しは楽になるでしょうし、この勝利での経験をこれからのピッチングに大いに活かせることでしょう。

審判の判定が味方に

さんざん取り沙汰されていますが、多和田の初勝利の審判の判定に助けられた点もあります。

3回ノーアウトランナー1塁から大引のボテボテサードゴロで1塁アウトになりましたが、リプレイを見た感じでは打者走者大引の足の方が早く1塁を駆け抜けているように見えます。この回は、多和田の暴投もあり結局1点を失いましたが、この判定がセーフであれば1点では済まなかったかもしれません。

さらに、6回の場面。ここでは多和田はすでにマウンドを降り、野上がマウンドでした。前の試合でリリーフ登板し3失点で敗戦投手となっていた野上は、先頭打者に四球を与えた後、ヒットでノーアウト1,2塁のピンチを作ってしまいました。

ここで、ヤクルト中村の送りバントはチャージしたメヒアの正面で3塁フォースアウト。さらに1塁に転送し、ダブルプレーとなりました。しかし、ここでも打者走者中村の方が早く1塁を駆け抜けているように見えます。不安定な野上だっただけに、大きな判定となりました。

この2つの判定に助けられて多和田が初勝利を得たといっても過言ではないでしょう。この日の判定はライオンズに有利でしたが、常にライオンズに有利になるとは限りません。判定に助けられたとは言え、初勝利は初勝利です。胸を張っていいでしょう。

審判に対する抗議

2度の疑惑の判定に対してヤクルト真中監督は即座に抗議に出ました。果たして、ライオンズ田辺監督だったらどうしていたでしょうか・・・

仮定の話はさておき、2度目の判定では、ヤクルト大引が審判に激怒して何かを発しています。審判に抗議できるのは監督だけです。大引の行為は全くいただけない行為です。即退場となってもいいケースでしょう。これはライオンズ目線での見解ではありません。1人の野球ファンとしての見解です。

大引の行為については、第三者の厳しい目で判断する必要があるでしょう。

試合後に大引は「こっちは人生をかけてやっている。」と発言したようですが、審判の方も人生をかけてやっていることに違いはありません。

審判も人間なのでミスもします。ミスも含めて野球です。ミスが多い審判とは言え、やっていいことと悪いことの線引きは必要です。そのためにも大引は退場でもよかったような気がします。

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