6/18 第67戦 西武-ヤクルト ポーリーノの好投にリリーフ野上が応えられず、逆転負けで泥沼の5連敗

ライオンズの67戦目

4連敗中のライオンズは、ヤクルトとの3連戦の2戦目。フジテレビONEとフジテレビTWOで同時中継となりました。

ポーリーノの初先発となったこの試合、ポーリーノは勝利投手の権利を持ってマウンドを降りましたが、ポーリーノの後の野上が打たれてライオンズは逆転負けを喫してしまいました。これでライオンズは5連敗。交流戦の成績も借金1となってしまいました。

スコア

神宮球場 ヤクルト2勝0敗

1 2 3 4 5 6 7 8 9
西武 0 0 0 1 3 0 0 0 0 4
ヤクルト 0 2 0 0 0 2 1 0 × 5

勝利投手:ルーキ
セーブ:オンドルセク
敗戦投手:野上
(西武)ポーリーノ、野上、武隈-炭谷、上本
(ヤクルト)デイビーズ、村中、ルーキ、秋吉、オンドルセク-中村

ダイジェスト

ライオンズの新外国人ポーリーノの初先発となったこの試合、先制はスワローズ。メヒアのエラーも絡み、2回にタイムリーヒットとスクイズでスワローズが2点を先制した。

ライオンズは、4回金子の2盗塁でチャンスを作り、炭谷のタイムリーヒットで1点を返した。さらに5回には、栗山のヒットと坂田のラッキーなタイムリーヒットでまずは同点。続く鬼崎がライト線へのスリーベースヒット、金子がレフト前ヒットを放ち逆転に成功した。

ポーリーノは5回でマウンドを降り6回にリリーフでマウンドに上がった野上が打たれた。連打でピンチを招いたあと、タイムリーヒットを打たれて2点を失い、ゲームは振り出しに戻った。続く7回、野上は大引にホームランを打たれて勝ち越しを許した。

ライオンズは、スワローズは勝利の方程式を崩すことができず、このままゲームセットとなった。

試合の詳細

ライオンズ先発の来日初先発となった新外国人のポーリーノ。1回は7球でヤクルト打線を三者凡退に抑えるものの、2回にエラーから先制点を献上した。メヒアがファーストゴロをエラーしたランナーを背負ったポーリーノは四球でピンチを招き、タイムリーヒット、スクイズで2点を失った。ヒット1本で2点を先制されることとなった。

2点を先制されたライオンズは4回、四球の金子が2盗、3盗を決め、ノーヒットで1アウト3塁のチャンスを作り、炭谷のタイムリーヒットで1点を返した。炭谷は相手のエラーで3塁まで進んだものの、続くポーリーノと秋山が倒れて、1点止まりとなった。

4回に1点を返してもらったポーリーノがヤクルト打線をピシャリと抑えると、5回にはヒットの栗山をランナーにおいて、坂田のライトへのフライはヤクルトのライト飯原ばボールを見失い、ラッキーなタイムリースリーベースヒットとなり、ライオンズが同点に追いついた。

さらに、鬼崎が連続スリーベースヒットで続き、ライオンズが逆転に成功。続く金子がしぶとく三遊間を抜いてリードを2点に広げた。坂田のフライでチェンジになるはずだったが、なんと3連続タイムリーヒットで逆転に成功した。

勝利投手の権利がかかったポーリーノは5回、ヒットと暴投でピンチを迎えるがなんとか無失点で切り抜けた。結局、ポーリーノは5回75球でお役御免となった。被安打4、与四球2、失点2と、初先発にしては上々の出来であった、

しかし、ポーリーノを早く降板させたことが裏目に出て、6回に野上が打たれた。野上は、ヒット3本を打たれて2点のリードを掃き出してしまった。この瞬間にポーリーノの勝利投手の権利は消えた。さらに野上は7回、大引にソロホームランを打たれてスワローズに勝ち越しを許してしまった。

結局、このまま試合は終わり、ライオンズはスワローズに連敗し、5連敗となった。

試合を終えて・・・

初先発のポーリーノはまずまずの投球でした。コントロールが悪く四球を連発して自滅するかと思っていましたが、与四球は1つで失点2(自責点0)でした。エラーの後の四球はいただけませんが、次はもう少し長いイニングを投げて抑えられるといいでしょう。

牧田が怪我で2軍に降格してから、野上がリリーフに回るようです。明日の多和田のピッチングにも依る暫定的な処置かもしれません。残念ながらこの試合では、ポーリーノの早めの降板が裏目となり、野上が打たれてしまいました。

6回の先頭打者がポーリーノだったため代打を出したのでしょう。野上をリリーフに回すこと自体は悪くありませんが、ポーリーノの降板が早すぎではないでしょうか。

さて、明日は交流戦最後の試合です。多和田が初勝利を懸けて6度目の正直に挑みます。勝てば交流戦を勝率5割で終えることができます。多和田の初勝利と交流戦勝率5割を!

コメント

  1. 福岡のレオ党ヨネクレマン より:

    野上投手については、何をか言わん。右打者へのインコース攻めが甘いし改善されていない。炭谷がインに構えてもそこに行く球は確率が悪すぎる。今日の6回の攻めもインコースは2球真ん中に来て、バットをあてられファールで粘られている。最後はお決まりの甘スラをはじきかえされている。多分に相手スコアラーおよびバッティングコーチは、指示しているはずである。『インコース攻めは、無視して良い。必ず決め球が真ん中付近に来るので緩いスライダーとチェンジアップを含めて甘くなる球を仕留めるように!』良き先輩で東尾投手があの球威で250勝を挙げているがやはりプロで生きていく心根が違いすぎると思われる。東尾と言えば思い出されるが、日本シリーズで打者原が満塁であわや死球の球をよけて、次のど真ん中のスライダーに全く手が出ずに三振の凡退でシリーズの流れが変わったシーンが今でも思い出される。野上投手に足りないものは、インコースの直球とシュートボールを磨く以外に今後この世界で飯は食えないと見る。来年のキャンプは肩作りとベース4分の1の球を体に染みつかせることである。この世界、食うか食われるか、そこの腹が据わらなければ生きていけない世界であることを心根に持つことがまずもって肝要である。

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