サヨナラ負けを生んだ増田の最後の1球

最後の1球

増田が放った外角低め139kmのスライダーである。6/14ライオンズ対カープの試合、最後の打者はカープの代打赤松の初球であり、サヨナラ負けとなった最後の1球であった。

サヨナラ打を放った赤松の前の打者である丸には、1塁ランナーが盗塁で2進したこともあり、敬遠気味の四球を与えている。そして、代打赤松の登場である。

代打が初球から狙ってくるのは当然である。さらには四球の後の初球である。

絶対に甘く入ってはいけない1球である。十分に警戒して初球にストライクゾーンに投げる必要はないのである。

守護神であるにもかかわらず、ピッチングに対する考えが甘かったと言わざるを得ない。

増田はここという場面で痛打を喰らうことが多い。最近、流行りのギアを上げるではないが、そういうピッチングをすることがないのである。勝負所でのピッチングの改善が望まれる。

ライオンズの拙攻

そもそもライオンズが序盤からチャンスをつかんでいればサヨナラのような接戦にはならなかった試合である。

1回、三振ゲッツー
2回、三振ゲッツー
3回、送りバント失敗ゲッツー
4回、2アウト満塁無得点

これだけ拙攻を続けていれば、勝てるものも勝てない。菊池はいいピッチングをしていたが、カープは最初のチャンスを活かして先制点を挙げたのである。

打撃陣の状態の違いで片付けられる問題ではないであろう。首脳陣の作戦に問題があるのではないだろうか。

DHが使えず、金子-秋山の並びにできないというのもあるかもしれない。交流戦3週目はロードの2カードである。ライオンズの真価が試されるところである。

コメント

  1. 福岡の より:

    良い所に目が行っていますね。あの初球は余りにも不用意です。ただ、私の感想は、菊池選手の盗塁は炭谷捕手もフリーだったので上本を責められないが、2エンド2のカウントで余りに簡単に外2球外しての丸選手敬遠を見たときいやな予感がしました。増田のインコースストレートとスライダーで腰を引かせるぐらいに攻めての敬遠を選択すべきだったと思います。ここが、あの不用意な初球につながったと思います。増田投手がセットアッパーであったなら仕方がないかもしれないが、今の位置はクローザーです。2エンド2のカウントで勝負して欲しかった。彼のプライドを大事にしてあげたかった。なお、気になるのはマウンド捌きが、肩を揺らしたり汗を拭ったりで何かクローザーのオーラが無いのが気にかかります。

    • Mr.H より:

      コメントありがとうございます。
      そして、お褒めいただきありがとうございます(笑)
      おっしゃる通り、増田はクローザーとして全く安心感がないんですよね。去年の後半は打たれていましたが高橋朋の方がクローザーとしてしっかりしていたと思います。クローザーとして意地と誇りを見せてほしいと思うばかりです。
      増田をセットアッパーで使えると継投が楽になるんですけどね。現状では牧田以外の右は、バスケスと大石って・・・

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