金子が繋げば秋山が打つパターン

9番 金子侑司

送球に難がある内野手であるが、足が使える現在のライオンズでは貴重なタイプの選手である。

昨シーズンまでは最大の長所である足を使うバッティングをすることもなく、ただ目立ちたいのであろうか、振り回してフライを上げるバッティングが目立ったいた。

今シーズンは、2軍スタート。ところが開幕ショートスタメンの外崎の不調によりチャンスを得て、4月上旬に1軍昇格を果たした。しかし、1軍昇格を果たしても、これまでの傾向は改善されず、相変わらず自分勝手なバッティングが目立った金子であった。

ところが、5月に入ったあたりから、金子の意識が変わってきたようである。自己犠牲というスキルを手にいれ、なんとか1番秋山に繋ごうという意図のバッティングが見えるようになってきた。

意識が変わったきっかけは本人にしか分からないが、5/8日本ハム戦で大谷から打った試合が一つのきっかけになっているように思う。

この試合では、同点の6回に金子の前の木村文が1アウトながら送りバントを決めた後に金子が大谷から決勝の3塁打を放っている。「木村さんが繋いでくれた」という優等生なコメントが出始めたのが金子の意識が変わった証拠であろう。

1番 秋山翔吾

言わずと知れた216本男。ライオンズのリードオフマンである。

2015年は216本の記録を打ち立てたが、1番としての役割を果たせなかった打席では2番の栗山に助けられたともコメントしていた。

今シーズンは、秋山が金子に報いる番である。9番金子が1番秋山に繋ごうとすればするほど秋山は金子に報いている。

交流戦に入ってからは、金子が出塁すると秋山が打つという流れが完全に確立しているのである。ヒーローインタビューでは金子と秋山がセットで呼ばれることも多くなっている。

この調子で金子-秋山のラインが機能すれば、ライオンズの浮上は間違いないであろう。

将来的な打順

金子は足も使えるため、将来的には1番を打つべきであろう。一方、秋山は3番あたりで打点を稼ぐ打者になってもらいたい。

そうすると、2番に誰を据えるかが問題になってくるが、それは将来的な問題として楽しみにしたい。

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