6/10 中日戦
ライオンズの先発は、1軍で未だ白星をつかんでいない多和田が5度目の先発であった。
これまでの4試合は、1,2回に失点を喫し、特に4度目の先発となった前回の阪神戦では、初回にボールを置きにいってしまい、先頭から3連打を浴びるという最悪のピッチング。
この試合では、阪神戦の反省を活かし、初回から腕を振るピッチングを披露しました。特に左打者への内角低めにいいボールが決まっていた。さすがドラ1、やればできるのである。
結局、多和田は8回まで投げ、107球、無失点。被安打3、与四死球2で何と中日打線に3塁を踏ませず、6回までは2塁すら踏ませないピッチングであった。
残念ながら、ライオンズ攻撃陣も点を奪えず、多和田は0-0のままマウンドを降りた。多和田のプロ初白星はまたもお預けとなってしまった。この内容であれば、間違いなく次の先発の機会もあるはずである。
試合は0-0のまま延長に入り、10,11回は牧田が2連投となる登板。さらに12回は武隈が登板。
牧田も武隈もランナーを背負うものの、最後までドラゴンズ打線に本塁を踏ませず。
負けがなくなったライオンズは12回、代打上本のヒットを足掛かりに2アウト3塁のサヨナラのチャンスを作った。
ここで金子は死球ではあるが、なんとか秋山に繋いだ。
『金子が繋げば秋山が打つ!』
秋山のピッチャー返しはセンターに抜けた。
ライオンズは今シーズン3度目のサヨナラ勝ち!
この試合は、間違いなく多和田の試合であった。