6/9 第59戦 巨人-西武 メヒアが気迫の盗塁でチームの危機を救い、ジャイアンツに勝ち越し!

ライオンズの59戦目

ライオンズの59戦目は、巨人との3連戦の3戦目。ここまで1勝1敗でお互いカード勝ち越しを懸けた勝負となりました。

栗山が負傷退場となるアクシデントがありましたが、栗山の負傷分はメヒアがカバーし、ライオンズがジャイアンツに逆転勝利を収めました。これで再び借金1となりました。

スコア

西武プリンスドーム 西武2勝1敗

1 2 3 4 5 6 7 8 9
巨人 1 0 1 0 1 0 0 1 0 4
西武 0 0 0 0 0 2 5 0 × 7

勝利投手:牧田
セーブ:増田
敗戦投手:山口
(巨人)大竹、山口、西村、戸根、田原-小林、相川
(西武)バンヘッケン、牧田、バスケス、武隈、増田-上本、炭谷

ダイジェスト

この試合の先制はジャイアンツ。初回バンヘッケンから阿部がタイムリーヒットを放ち1点を先制した。さらに3回、ジャイアンツは長野のタイムリーヒットで1点を追加し、5回には再び長野がタイムリーヒットを放ち3点目を挙げた。

ライオンズは6回に反撃する。秋山、栗山の連続2塁打で1点を返し、さらに気迫の盗塁を決めたメヒアをランナーにおいて、浅村の勝負強いバッティングで1点差に詰め寄った。

続く7回、ついにライオンズが逆転に成功する。木村昇、金子侑の連続長打でまずは同点。続く秋山のツーベースで逆転に成功。さらに栗山の死球を受けてメヒアがとどめの3ランホームランをお見舞いした。

4点をリードしたライオンズであったが、エラーも絡みバスケスが1点を失った。しかし、バスケスが作ったピンチは武隈がピシャリと抑えて3点のリードを保ち最終回に入った。

最終回の増田は安定したピッチングで三者凡退でゲームセットとなった。

試合の詳細

ライオンズ先発のバンヘッケンは、初回に先制点を献上する。ヒットのランナーを出した後に、追い込みながら坂本に四球を与える。この四球が響き、阿部にタイムリーヒットを打たれて1点を失った。

さらに3回、バンヘッケンは初回と同様に松本にヒットを打たれると、盗塁で2進された後、長野にタイムリーヒットを浴びて1点を追加された。相変わらず序盤に失点をするピッチングであった。5回には、坂本に再び四球を与えた後に、長野に長打を浴びて1点を追加された。

ライオンズは5回に先頭浅村のツーベースヒットでチャンスを作った。1アウト2,3塁までチャンスは広がり、1点を取れば大竹にプレッシャーをかけられる場面であった。しかし、木村昇、金子侑がランナーを返せず、1点を奪う攻撃ができない。

ようやく大竹から点を奪ったのは6回。5回に続き先頭の秋山がツーベースヒットでチャンスを作った。ここで栗山が初球を打った打球が左中間を抜けてまずは1点を返した。しかし、メヒアの内野ゴロで栗山が打球判断を誤り、2,3塁間に挟まれて走塁死。

チャンスがつぶれたかに見えたが、1塁に残ったメヒアが何と2塁へ盗塁を敢行し、再びチャンスを作った。メヒアの気迫に応えるべく、浅村がレフトにタイムリーヒットを放ち、1点を追加。ジャイアンツに対して1点差に詰め寄った。

結局バンヘッケンは、6回を投げて3失点。一応、クオリティスタートではあるが、球数が多く、多くのピンチを招くリズムが悪いピッチングであった。

ジャイアンツの大竹がマウンドを降りた7回、ライオンズがついに同点に追いつく。5回ランナーを返せなかった木村昇、金子侑が連続長打を放ち、大竹に代わった山口から1点を奪い同点とした。「金子が秋山に繋ぐと秋山が打つ」という最近の流れのまま、秋山は金子を3塁に置いて高いバウンドで1塁手を超えるツーベースヒットでライオンズはついに逆転した。

しかし、栗山の打席でこの試合一番のアクシデントが発生。山口のインコース高めのボールが、スイングした栗山の左腕に直撃し、栗山はそのまま負傷退場となってしまった。この場面、続くメヒアが栗山への死球を無駄にすることなくバックスクリーン左に3ランホームランを放り込んだ。7回に5点のビッグイニングを作り、逆転し一気にリードを4点に広げた。

試合はこれで終わらず、逃げ切り体制のライオンズはバスケスが登板したがジャイアンツが反撃に転じる。バスケスが四球とヒットでピンチを迎えた場面、木村昇が痛い痛いエラーで1アウト満塁の大ピンチを招く。ここで、バスケスはタイムリーヒットを打たれて1失点。ここでバスケスはマウンドを降りた。

満塁の場面で登板したのは武隈。1発が飛び出すと逆転される場面で、武隈は2者連続三振で切って取った。ふがいないバスケスとは好対照の武隈の素晴らしいリリーフであった。

最終回はストッパー増田が3人で終えてゲームセット。栗山の負傷が気になるが、ジャイアンツに逆転勝利で交流戦3カード連続の勝ち越しを決めた。

試合を終えて・・・

この試合のカギは何と言ってもメヒアの盗塁でしょう。1点を返して、3-1となった場面。メヒアのセカンドゴロで2塁ランナー栗山が封殺されました。ここで1塁に残ったメヒアが大竹のモーションを完全に盗み、2盗に成功です。この後の浅村のヒットでメヒアは生還しましたが、1点差に詰め寄ることができたのはメヒアの盗塁おかげでした。6回に1点差に詰め寄れなければ、7回のビッグイニングがなかったでしょう。それほど大きなメヒアの盗塁だったでしょう。

さらなるカギは武隈でしょう。何と言ってもバスケスが作った満塁のピンチで2者連続三振です。最近はバスケスを終盤に使っていますが理解できません。バスケスはコントロールが悪く、ストライク、ボールがはっきりしています。武隈、小石の方が安定感があるにも関わらず、武隈、小石を優先的に使わない理由が分かりません。投手コーチがボンクラとしか言いようがありません。

栗山の怪我の状態が心配されます。当たった直後は、栗山の左腕は小刻みに震えていました。骨に異常がなければいいのですが、長期離脱となるとライオンズにとって大きな痛手となってしまいます。

さて、明日はカードが変わり、中日との対戦です。多和田が初勝利を懸けて5度目の正直に挑みます。明日こそ勝って勝率5割だ!

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