5/21 第43戦　ソフトバンク－西武　鬼崎のミスを取り返す根性ヒットで、ソフトバンクにサヨナラ勝ち！

ライオンズの週末は、首位ソフトバンクとの2連戦です。

多和田が2試合目の先発登板となりました。多和田に勝ちは付きませんでしたが、鬼崎がサヨナラツーベースヒットを放ち、ライオンズが3連勝を決めました。

西武プリンスドーム　西武3勝4敗1分

勝利投手：増田
敗戦投手：寺原
（ソフトバンク）千賀、森福、森、スアレス、寺原－鶴岡
（西武）多和田、牧田、バスケス、増田－炭谷、岡田

ライオンズの先発の多和田は初回にいきなり先制点を献上。しかし直後にソフトバンクの先発千賀から1点を取り返し、さらに3回には内野ゴロの間に勝ち越し点を奪った。

1点のリードをもらった多和田であるが、5回にタイムリーヒットを打たれて同点とされた。球数が多いこともあり、多和田は5回を投げ終わったところでマウンドを降りた。

代わった牧田は2イニングを無失点に抑えるが、牧田の後のバスケスが8回に勝ち越し点を奪われる。

ここで終わらず、ライオンズが粘りを見せ、8回裏に栗山の執念のタイムリーヒットで同点に追いつく。

そして最終回、増田がソフトバンク打線を3人に切って取ったリズムから、9回裏には鬼崎が自身も覚えていないツーベースヒットで開幕戦以来のサヨナラ勝ちを収めた。

ライオンズ先発の多和田は立ち上がりから低めに制球されたピッチングを見せるが、先頭の中村にヒットを浴びた後、柳田に右中間へ3塁打を打たれてソフトバンクに先制を許す。初先発時に比べて少し球を置きにいっているようなピッチングであった。

1回裏、ライオンズは栗山の2塁打で反撃の口火を切る。2アウトになったものの、得点圏打率の低い4番が3ボールからボール球をレフトの右に運ぶタイムリーヒットで同点に追いついた。

3回裏、内野安打の秋山を1塁に置いて栗山のヒットエンドランが決まりノーアウト1，3塁の追加点のチャンス。続くメヒアのショートへの深いゴロで、1点を勝ち越し。このメヒアのゴロを今宮が2塁に悪送球し、なおもノーアウトで1，2塁にランナーが残った。

ここの場面で浅村がセンター前ヒットを放つが、2塁ランナー栗山は3塁止まり。しかし、1塁ランナーメヒアが3塁を狙い、2，3塁間に挟まれアウト。走塁ミスでチャンスをつぶしてしまった。

多和田は勝ち投手の権利がかかった5回、1アウトから2塁打を打たれてピンチを招いた。そして、100球を超えたところでタイムリーヒットを浴び、とうとう同点に追いつかれた。結局、多和田は5回を投げ、110球2失点でマウンドを降りた。

代わった牧田は6，7回をランナー1人を出すだけで無失点に抑える。その間に、ライオンズ攻撃陣はランナーを出すが点を奪えず、残塁の山を築いた。

チャンスをモノにできないライオンズとは対照的にソフトバンクは、牧田に代わってマウンドに上がったバスケスが与えた四球のランナーをホームに迎え入れて、ソフトバンクが勝ち越し。

しかし粘るライオンズは8回、先頭の代打上本が四球を選ぶ。鬼崎が送りバントを失敗するものの、金子がバント安打を決めて1アウト1，2塁。この場面で、秋山が倒れるが、栗山のこの日3本目は、ライトへの同点タイムリーヒット。

同点の9回、三者凡退に抑えた増田に応えるように、ヒットで出塁した浅村を2塁に進めてサヨナラのチャンスを迎える。ここで、バントミスをしていた鬼崎がミスを取り返す右中間へのサヨナラツーベースヒット。

8回のソフトバンクに勝ち越されたが、ライオンズ選手たちは最後まであきらめず、ソフトバンクを沈めた。

送りバントが決まりません。この試合、2つの送りバントを決めましたが、それ以外に2つ送りバントを失敗してアウトを献上し、1回は送りバントを試みて送れずヒッティングに切り替えています。

送りバントの成功率4割ではどうにもなりません。去年から送りバントが決まらないことが多々ありましたが、いつまでたっても改善されませんね。

今日のライオンズは、送りバント失敗のせいもあり、12残塁の拙攻です。なんとか勝てたものの、14安打を放っているので、もっと楽に勝てていてもおかしくない試合です。

ただ今日の勝利は、チームに勢いのつくサヨナラ勝ちです。今シーズンここまで苦労してきた鬼崎のサヨナラヒットもいい感じです。

この勢いに乗って、明日もソフトバンクを勝利してもらいましょう！