4番の仕事

中村剛也

ライオンズの4番おかわりくんである。

今シーズンは、3割を打つと公言したが、今のところ打率は .273である。

3割に届いていないものの、おかわりの打率としては悪くはない数字である。

しかし、今シーズンはとにかくチャンスで打てない。

得点圏では、41打数5安打の打率 .122、打点8で三振は21である。

得点圏での本塁打は1本のみ。今シーズンの本塁打6本のうち、5本はソロホームランである。

4番はランナーを返すこと、打点を挙げることが仕事である。最近は、守らずDHに入っているため、なおさら打点を挙げることが求められる。

5/15の日本ハム戦

結果的に大谷から勝ち越し3ランホームランを打ち、ヒーローインタビューに登場することになったが、この試合、4番の働きとしては全くダメである。

第1打席 1回表 2アウト1,2塁から3球三振

第2打席 3回表 2アウト2,3塁から見逃し三振

第3打席 5回表 ノーアウト2,3塁から3球三振

チームにとって必要なのは、三振かホームランかのバッティングではない。

特に、得点圏にランナーがいる場合には、三振では全く意味がない。打球を飛ばせば何か起きることもある。ライオンズが得意なエラーが相手チームに起きることもある。

田辺監督談

「中村はまだ体調的に優れていないけど、4番は中村だよ。故障がないかぎり、ライオンズの4番は中村。」とのことである。

全く賛成できない。

ライオンズの4番が中村であることは認める。しかし、体調が優れないと分かっているのであれば、4番に据えるべきではない。にもかかわらず、三振ばかりしている4番を起用しているのは、監督の責任である。

とはいえ、これからも中村が4番に座ることになるであろう。中村の調子が上がらなければライオンズの浮上はない。

ライオンズファンである以上、中村の復調を切に願う。

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