ライオンズの40戦目
4連敗中のライオンズは、日本ハムとの3連戦の3戦目。前回の対戦と同じく野上と大谷の先発での試合でした。
日本ハムに先制され、チグハグな攻めが目立ったライオンズですが、最後には4番の一振りで逆転し、連敗は4で止めました。
4番の一振りで勝ちましたが、4番に笑顔はありませんでした。
スコア
札幌ドーム 日本ハム6勝5敗
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | ||
西武 | 0 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 3 | 1 | 0 | 6 |
日本ハム | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 3 |
勝利投手:牧田
敗戦投手:大谷
(西武)野上、牧田、増田-岡田、炭谷
(日本ハム)大谷、谷元、井口、斉藤-大野
ダイジェスト
ライオンズの先発は野上。1回、3回ともに日本ハムの中田にタイムリーヒットを浴び、2点を失うが、ライオンズは4回に岡田、5回にメヒアのタイムリーヒットで同点に追いつく。
尻上がりに調子を上げていた野上であるが、5回89球で降板し牧田へスイッチ。不可解なピッチャー交代となった。
ライオンズは7回、中村の4度目のチャンスでの打席で、4度目の正直。ようやく4番が働き、3ランホームランで一気に日本ハムを突き放した。
最後は増田が1点を失うが、なんとか逃げ切りライオンズは連敗を4で止めた。
試合の詳細
ライオンズは初回、大谷の立ち上がりを攻めて、栗山のツーベースヒットを足掛かりに1アウト1,2塁のチャンスを作る。しかし、チャンスに打てない4番が簡単に三振。浅村も三振で続いてあっけなくチャンスは終わった。
一方の日本ハムの4番は初回にタイムリーヒットを放つ。2アウト1塁から中田の打球はレフトフェンス直撃のツーベースヒット。好対照な4番の働きで、日本ハムが先制に成功した。
3回ライオンズは、2アウトから栗山の四球とメヒアのツーベースヒットで1,2塁のチャンスを作る。ここでまた4番の打順。そして、予想通りの三振でチャンスをつぶす。
再び好対照な4番の働きは、3回の日本ハム。1アウト1,2塁から中田がレフトへのタイムリーヒットを放ち2点目を挙げる。この回、野上はさらに満塁のピンチを招くが、最後は西川を3球三振。打てる球がない完璧な3球を投げ込みピンチを脱した。
2点差にリードを広げられたライオンズは4回、四球で出塁した鬼崎を2塁に進め、前回の対戦でも大谷から打点を挙げた岡田がセンタへのタイムリーヒットを放ち1点を返す。
野上は4回にこの試合初めて三者凡退を奪った直後の5回、秋山のヒットと栗山の四球でノーアウト1,2塁のチャンスを作る。ここでメヒアが大谷の161kmのストレートをライトフェンス直撃のツーベースを放ち同点に追いつく。
さらにノーアウト2,3塁の逆転のチャンス。3度目の得点圏にランナーを置いた打席で、4番は3度目の三振。浅村と鬼崎も三振で続き、5回は同点止まり。
さらに6回、金子の内野安打で先頭打者が出塁する。続く岡田の初球にバスターを仕掛けるが失敗。結局、岡田はスリーバント失敗に終わる。さらに永江の初球はヒッティングのサインであったが、2球目にバントのサイン。結局永江も送れず、チグハグな攻めとなってしまった。明らかに采配ミスである。
そして、チャンスをつぶした後に野上の早すぎる交代。代わった牧田が満塁のピンチを作りいやなムードとなるが、何とか無失点で切り抜ける。
続く7回、栗山の四球、メヒアのショートゴロエラーからノーアウト1,2塁のチャンスを作り、この試合4度目の得点圏にランナーを置いた場面での4番バッターの登場。4度目のチャンスで初めて前に飛んだ打球は、バックスクリーン左へのホームラン。遅すぎる1本であるが、ようやく勝ち越しに成功した。
8回にも1点を追加したライオンズは、牧田が無失点で最終回の増田に繋げた。
増田は、3連打で満塁のピンチから1点を失い、ホームランで同点の大ピンチを招くが、最後はセンター秋山の守備に助けられ、逃げ切り勝ちを収めた。
試合を終えて・・・
4番が働きません。守備にもついていないので、仕事は打つだけです。しかし、得点圏にランナーを置いた3度の打席で3三振です。外野フライや内野ゴロでもいい場面もありましたが、三振です。
攻撃陣に三振では何にもならないという考えはないのでしょうか。昨シーズン三振が多いことで懲りていないのでしょうか。ホームランとタイムリーヒットでしか点が取れない野球をやっているようでは、上位進出は望めません。今シーズンから何のために作戦コーチを置いたのか不思議で仕方がありません。
今日は、2点を取られ白星を得ることはできなかったたものの野上のピッチングを褒めたいと思います。ヒーローインタビューは中村でしたが、今日のヒーローは野上です!
コメント
映像を見ていないので詳しいことはわかりませんが、記録を見る限りではエラーはなかったようですね。やはりきちんと守れば勝てるということでしょう。
4番は確か開幕前は3割打ちたいと言っていましたが、2割8分でいいので、打点とホームラン多い方が相手も怖がると思います。3割はもっと力が落ちてから狙いましょう。
エラーはありませんでしたが、4番が問題ですね。チャンスで3三振です。一本でも打っていれば、かなり楽な展開でした。ホームランじゃなくていいので、チャンスでヒットや犠牲フライを確実に打ってほしいです。
確かに負け試合のソロホームランより、タイムリーや犠牲フライの方がいいですね。
それにしても野上を早めに降ろすのは、牧田に最多勝でも取らせるつもりですかね?