【日本ハム11回戦】蛭間の気合の四球が先制点を呼んだ勝利

2023年6月28日 日本ハム戦

沖縄2連戦の2戦目、前日一発に泣いた平良に次いで沖縄出身の與座が先発した。その與座は序盤から制球が定まらず苦しいピッチングであったが、1,2回に併殺、3回にはノーアウト1,3塁のピンチを無失点で切り抜けると、尻上がりに調子を上げた。

勝敗こそつかなかったものの與座は7回無失点83球の好投であった。

3塁を踏めないライオンズ打線であったが、8回先頭蛭間の気合の入った四球で出塁すると、鈴木が送り外崎が先制のタイムリーヒット。さらには頼れる中村が貴重な2点目のタイムリーヒットを放った。

2点リードの9回は増田がいい当たりを打たれながらも何とか締めてゲームセット。沖縄シリーズを1勝1敗で終えた。

いい活躍の蛭間

まだ出場5試合目であるが、毎試合のようにいい活躍の蛭間である。

この試合でも4試合連続安打を記録し、先制した8回には四球を選んで吠えた。蛭間の四球が勝利につながったと言っても過言ではないだろう。四球であれだけ吠えるのは、死球で吠えた片岡以来ではないだろうか。

外角の変化球にクルクル回るような打者ではなく、選球眼もいい。今後もコンスタントに結果はついてくるだろう。蛭間には大いに期待したい。

残念な監督の判断

8回1アウト1塁から鈴木がセーフティーバントでランナーを進めた。鈴木は1塁で間一髪アウトとなったが、ベンチに戻ってきた鈴木に対して松井監督は「アウト?」と確認した。

ベルーナドームであれば3塁側であるが、沖縄開催では1塁側で1塁ベース上のプレーは目の前である。何を見ているのだろうか。ベンチに戻ってきたタイミングで確認したところでリクエストのタイミングは逸している。

試合は終盤8回でリクエストは2回残っている状況である。際どいプレーであれば迷わずリクエストするべきである。非常に残念な判断である。同じイニングの本塁クロスプレーでセーフとは分かるもののリクエストを要求した新庄監督とは好対照であった。

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