【広島3回戦】不運な初回から立ち直り、127球熱投の平良が連敗ストップ

2023年6月18日 広島戦

大連敗で交流戦最下位が確定したライオンズがようやく連敗を止めた。

初回2アウト2, 3塁のピンチを作った先発平良は不運な安打が3本続き、3点を失う苦しい立ち上がり。この試合でも連敗ストップは難しいかと思われたが、平良が3失点で踏ん張る中、打線が奮起した。

4回、マキノンがヒットで出塁すると、続く長谷川が粘ってフルカウントから8球目をとらえてレフトスタンドに運んで1点差。さらに5回、初回に2失策の源田が三塁打でチャンスを作ると続く鈴木将平が犠牲フライを打ち上げて同点。これで終わらず、外崎の死球から渡部健人の2ランホームランで勝ち越しに成功した。

援護点をもらった平良は6回終了時106球。7回には外崎のアップルパンチで中押し点を挙げると、平良は7回も志願で続投し、7回127球3失点の熱投であった。

8回に佐藤が3連打を浴びて1点を失ったが、9回には鈴木、渡部のタイムリー2塁打から最後は岸がスタンドに放り込んでとどめを刺した。

貧打にあえぐ打線が11点を奪って快勝したライオンズは連敗を7で止めた。

不運だった初回

平良の立ち上がりの場面、2アウト2, 3塁から広島の坂倉の打球はぼてぼてのショートゴロであったが、源田が1塁に悪送球。1塁でアウトにできれば無失点の場面で、アウトを奪いにいったギリギリのプレーでの悪送球は責められない。

続く田中のショートフライは打球が太陽に重なり源田が捕球できず記録はショート内野安打。さらに続く林の当たりは三遊間の深い位置への当たりに対して、源田の2塁への送球が悪送球となった。最初のショートゴロと同様にアウトにできればこれ以上の失点を止められる場面で、攻めたプレーでも悪送球はこれまた責められない。

不運な当たり、エラーが続いた最悪の初回であったが、源田はその後、三塁打、犠打、8回には好プレーで取り返した。

3点ビハインドをひっくり返した打線はよくやったと思うし、不運だった源田がやり返したことも非常に評価していい内容であった。

大連敗で最下位爆走中であるが、この試合をきっかけに流れが変わってくれることを望む。

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