2023年5月6日 オリックス戦
高橋光成と山本由伸のエース同士の投げ合い。
山本は立ち上がりこそ球数を要したが尻上がりの出来。一方の高橋は立ち上がりはよかったものの、以降は毎回のようにピンチの連続で尻下がりの内容。
先に点を失ったのは山本。6回にマキノンが一振りで試合を動かした。しかし、高橋がすぐさま失点して1点差。山本がマウンドを降りた8回にライオンズ打線が攻め立てて1点を追加したものの、最後は増田が2点リードを守り切れなかった。
不運なヒットが2本あったものの増田は5安打を浴び、2本のタイムリーヒットでサヨナラ負けを喫した。
ライオンズは3連敗でついに借金生活となった。
当然考えられた結果
増田はこの試合まで5セーブを挙げているものの、8試合に登板して防御率6.75、被安打は実に.375である。
この試合は2/3イニングで5安打を浴び、3点を失い、防御率は9.35、被安打は4割を超えた。
シーズン当初から調子が悪い増田は何とかセーブを挙げてたため抑えで使い続けていたのだろうが、この試合のような敗戦があることは容易に想像できたことである。
これでベンチも増田の処遇について踏ん切りがつくのではないだろうか。そのための1敗として考えれば悪くはないと思いたい。
山本を何とか7回で降ろした
高橋は球数が嵩み6回でマウンドを降りた。リリーフ陣が不安定なライオンズにとっては終盤苦しくなるのは目に見えていた。
一方の山本は7回まで投げた。7回も三者凡退に終わっていれば、100球を超えておらず、8回も山本がマウンドに上がる可能性があった。
しかし、7回3人目の打者西川は詰まりながらしぶとくショートの頭を超すヒットを放ち、続く愛斗の打席で盗塁を決めるなど、山本にプレッシャーを与え球数を増やしたことが大きかった。
8回まで山本が投げていれば、8回のライオンズの追加点はなかったかもしれない。
西川のしぶといヒットは大いに評価したい。一方で、8回1点を追加した後ノーアウト満塁でさらに追加点を奪えなかったことがサヨナラ負けの悲劇を生んでしまったとも言えるだろう。