2023年4月9日 ソフトバンク戦
ソフトバンクとの2連戦、2連勝を目指したゲームであったが、地方球場でエンスが崩れた。
エンスは立ち上がりこそよかったものの、4回に乱調。2安打に4四死球で押し出し四球2つを含む3失点で降板。開幕から2試合続けて序盤で降板する内容となった。
一方の打線は、4番山川が初回の守備に就くことなく交代。その交代した佐藤の酷い守備がエンスの足を引っ張った一因でもあった。
その佐藤が8回に1点を返す犠牲フライを打ったものの、山川を欠き迫力のない打線では反撃は1点止まり。ライオンズは勝率5割に逆戻りとなった。
エラーのつかないミス
4回に失点したエンスであるが、ノーアウト1,2塁からのセカンドゴロを佐藤の拙い守備で併殺が取れなかったことが大きい。もちろんエンスの四球連発は全くいただけないが、守備が足を引っ張ったのは間違いないだろう。
その前の3回にも併殺をとれない場面があったが、そのプレーでも佐藤が絡んでいた。さらに5回の先頭近藤の打球は捕球できず、ライトまで転がった打球はヒットが記録されたが、ほとんどエラーであろう。8回に併殺を奪ったが、セカンド正面への強いゴロでギリギリの併殺完成は危なっかしいプレーであった。
辻監督は守備を重視していたが、松井監督は開幕戦でショート山村を起用したように守備を軽視するようである。現在のライオンズは打ち勝つチームではないのだから、守備を重視した選手起用をしてほしいものである。
児玉が猛打賞
ルーキー児玉がいい活躍である。堅実な守備だけでなく、この試合ではプロ初の猛打賞を記録した。プロの球に目が慣れてきたのであろうか、打撃での活躍も期待したい。
ただ、粘れる場面はまだ多くない。粘って四球をとれる打者になってほしいところだ。