2022年7月29日 ソフトバンク戦
後半戦の最初のカードは首位ソフトバンクとの3連戦。0.5ゲーム差の2位で前半戦を折り返したライオンズにとっては非常に大事な3連戦である。
初戦の先発は今井と千賀。ライオンズ打線が千賀に苦戦することが予想されたが、4回にオグレディの本塁打で同点に追いつくと、山川の3ランでリードを奪った。5点を奪って5回で千賀をマウンドから下したライオンズが優位に試合を進めた。
今井は6回2失点でマウンドを降りると、本田、平良、水上が無失点リレーで逃げ切り3連戦の初戦を勝利。後半戦初戦でライオンズは首位に立った。
今井の投球
ライオンズは9安打5得点、ソフトバンクは3安打2得点。この数字だけを見ればライオンズが完勝すべき試合であった。しかし、完勝とは言えないのは今井の投球である。
今井は6回2失点ではあったが、4回まで毎回四球を与え、4回終了時点で92球である。2失点はオグレディと呉の守備によるものであり、うまい野手なら打球を処理できた可能性はある。しかし、そもそも今井が四球を出さなければ失点してないし、四球が多いことで球数が増え、守りのリズムにも悪影響を与えたのは今井自身である。いつまで経っても全く変わらないピッチングである。
一方の千賀は、5イニングで8本のヒットを打たれたが、四球は2つ。奪三振は10である。毎回抑えられることはなく、投手が打たれる試合があるのは当然である。打たれた試合であっても奪三振10はさすがである。オグレディと山川の本塁打さえ防いでいれば5回で勝ちの権利を持ってマウンドを降りた可能性だってある。
個人的には勝った今井よりも負けた千賀の投球を評価したい。
一番打者は鈴木に
前半戦終盤で1軍に復帰した鈴木はコンスタントに打っている。しかし、1番での起用は多くない。
この試合でも外崎が1番打者に起用された。全く上がってこない上に三振が多い外崎を1番打者に起用する意図が分からない。この試合でも3三振に犠打も失敗した。守備がよく2塁のスタメンで起用することいいが、1番打者ではない。
調子のいい鈴木を1番打者でしばらく起用すべきではないだろうか。