2022年7月3日 ソフトバンク戦
増田が打たれた痛恨の逆転負けから一夜が明け、気持ち新たにという試合であったが、ソフトバンク石川に1安打に抑え込まれてあわやノーノーの完封負けを喫した。
ライオンズは5連勝の後の痛い連敗となってしまった。
やはり守備
前日の試合では、増田のまずい挟殺プレーで打者走者を2塁に進めてしまったことで、逆転につながってしまった。さらに、この試合でも守備で疑問を抱く場面があった。
1点をリードされた3回表、ノーアウト1塁からソフトバンクは送りバントのサインであった。1ストライクからの2球目、與座の高めのボールに小フライを上げてバント失敗。
打者は全く走っておらず、1塁ランナーは小フライでスタートできない状況である。
ボールを直接捕球しなければ余裕でゲッツーが取れた場面、森は直接捕球し1アウトでランナーは1塁に残った。與座は続く打者は打ち取ったものの、そのあと打たれて追加点を献上することになった。
バントに高めのボールを要求するということはフライを上げさせようという意図である。であれば、フライになったときにどうするのか考えていて然るべきである。森は守備の準備ができていたのであろうか?
結果的に打線が全く打てずに敗戦となったのではあるが、1点差であれば試合状況も変わっている可能性もあっただけに残念なプレーであった。
栗山の抗議
テンポよく打ち取るソフトバンク石川に対して栗山が待ったをかけた。2回裏の第1打席で1ボールから石川が2球目を投じた瞬間に栗山は審判にアピールした。
試合後の辻監督のインタビューで「打者が構えるまえに投げた」ということを話していた。つまり、クイックピッチという反則投球ではないかというアピールであった。
実際プレーを見直してみると、栗山が構えた状態では、膝を軽く曲げ、バットを肩から浮かして持っている。一方、2球目を投じた瞬間、栗山は棒立ちの状態で、バットを肩に載せて肩に担いだ状態であった。
石川のテンポを狂わせるために、栗山がわざと構えを遅らせたのではないだろうか。結果、石川は制球を乱し、栗山だけでなく次の外崎にも四球を与えた。投手のテンポに合わせ打者が多い中、テンポを狂わせて、打者のタイミングで投げさせようとするベテランならではの技ではないだろうか。
こういったことができる打者が栗山以外見当たらないというのが残念な現状であるが、栗山を手本に他の打者もいろいろと相手投手に仕掛けてほしいと思うばかりである。
コメント
前日のゲームの流れが支配した敗戦でした。2アウト、中村の打席では結果はどうであれ、インコース真っ直ぐの選択をして欲しかった。外高めのボール球を弾き返した中村が一枚上であった。多分、外角低めのセオリーで攻めたのであろうが浮いてしまった。当然、歩かせてもの考えもあっただろうが、それにしても痺れる場面であっし見応えもありました。さあ、切り替えて今井投手の復帰戦を楽しみにして行こう。