2022年6月8日 巨人戦
前日にようやく連敗を止めたライオンズが連勝となった。
先発與座がテンポのいい好投。基本的にはコントロールはイマイチで逆球が多い與座であるが、この試合ではコントロールよく完璧な投球であった。7回にヒットこそ打たれたものの、それまではパーフェクトピッチング。7回1安打無失点93球は先発としては十二分の働きであった。
一方で前日9得点の打線であったが、貧打は解消できず4安打。しかし、そのうちの3安打を4回に連打で集中させて得点を奪えたことが勝利に結びついた。
珍しくベンチが動いた試合
先制はオグレディのタイムリーヒットであったが、あとの2点はベンチが動いた結果であった。
普段は岩のように動きがないベンチではあるが、オグレディに続く外崎がスクイズ。さらに滝澤の四球を挟んで、2アウト1,3塁から重盗を決めて3点目を奪った。ヒット以外で点を奪う野球ができれば上位を目指せるはずである。
12三振、特に1番から4番が複数三振で9三振を喫しながら、下位打線で得点を重ねた勝利は非常に大きい。今後もこのようなゲームができるかベンチの采配にかかっている。
重盗の1塁ランナーとはいえ、滝澤にはプロ初盗塁が記録された。今後は単独スチームも含めて俊足の滝澤をどのように活かすか今後に注目したい。
コメント
山川選手の表情を観ていたら、去年の凡打した時の今にも泣きそうな表情から、今シーズンは何やら楽しそうな笑顔やお道化た表情が目につく。確かに調子も良いのであろう(断トツのホームラン数)が、戦いの場での目につく『ニヤリ』は個人的には好きではない。実際、他球団の4番で笑顔を見せる選手は余り記憶にない。確かに、死球に対するマナーは球界一であろうし、人柄も良いに違いないと思うが少し気になる点である。ここ最近、少し粗い打撃が見えるので、どこでも放り込めるパワーを大事にして、ここ1球に集中してもらいたい。ここがクリアできればそれこそ鬼に金棒の存在となろう。期待したい。
時に、森捕手の高め要求が目につくが、これはバッテリーコーチも容認していることなのか、またキャンプ時から武器となるとの認識で取り組んでいるのだろうか。カウントを取るのも一杯一杯の投手がそこにコントロール良く投げれるものか。低めに投げて、なんぼの世界なのに全く理解できない。思うに、大阪桐蔭時代からの習性であろう。このような危険なリードは避けるべきであり、指摘できない組織ならば問題である。危なっかしく思えて仕方がない。
森は2球で追い込んだら3球目はほぼ高めの釣り球です。そういうリードしかできないのでしょう。相当問題だと思いますが、それを許容し修正できないチームもどうかと思います。
学生時代とプロの世界の違いをまざまざと感じていることだろう。ゾーンで勝負するにもその質が問われる世界である。平均点で通用していた学生時代とは違う世界に入ったことを、彼が認識しないと前に進まない気がします。ローテーションを外すべきで、頭の切り替えの時間を与えてやるべきであろう。