2022年5月25日 中日戦
交流戦2戦目、先日の那覇での試合に続いて、與座が好投した。初回こそ、先頭打者に3塁打を打たれ、あっという間に先制点を失ったが、以降は粘りのピッチング。
先制されたライオンズ打線は、直後に山川が久々の本塁打で同点に追いつくと、5回にはヒットの愛斗が犠打で二進すると、三盗を決めてチャンスを広げると、川越が勝ち越しのタイムリーヒットを放った。
6回で與座が降板すると、7回以降は勝ちパターンの水上、平良、増田が無失点リレーで1点のリードを守り切った。ライオンズは連勝で再び勝利を5割に戻した。
まだまだ打線に課題あり
前日の試合では8点を奪った打線であるが、この試合では2点に抑えられた。5安打ではチャンスも少なく仕方ないとはいえ、8回に相手のミスでもらったノーアウト1,2塁のチャンスに3者連続空振り三振でランナーを進めることすらできなかったのはいただけない。
さらに、問題なのは7回の攻撃ではないだろうか。7回表の攻撃、川越がヒットを放ち、1アウト1塁の場面で與座は打席に入った。7回表に打席に立ったわけで、当然7回裏も與座が投げるのかと思ったが、7回裏には水上がマウンドに上がった。
與座には送りバントのサインであったが、バントを決められず三振。與座を交代させるのであれば、代打を送ってバントさせてもよかったのではないだろうか。
1点差ゲームであり延長の可能性を考慮すると、野手を使いたくなかったということかもしれないが、信頼できるピンチバンターがいないということが本音ではないだろうか。
この最近はバントミスが続いているライオンズである。この試合ベンチ入りしていた打率0割の戸川や熊代はもう後がないと思った方がいいだろう。
コメント
隅田投手の表情が気になる。何か上気したように見え、いまだ1勝しかチームに貢献できていない現状にプレッシャーが圧し掛かっているようである。敗因は、味方打線の援護がないことが挙げられる(巡り会わせもあろう)が、、球数が多すぎる即ち決め球不足、制球不足であると思う。相手先発の同じ左腕の松葉投手と比較して、ここぞという時の球の制球、切れはやはり劣っているように見えた。前にも言ったが、ストライクを取れる球種が多いいことが、逆に仇になっているかも。もっと、簡単に大胆にゾーンで勝負する攻めをすべきで、あまり小細工するような投球は、かえって彼の投球を窮屈にしているようである。このことは森捕手のリードにも言及したいが、バッテリー間で十分なる反省と分析で、この試練を乗り越えて行って欲しいし、次回に期待したい。
ヤクルト対日本ハム戦の延長10回の攻防が凄かった。新人北山投手の必死にマウンドを守り抜く姿が印象的であった。試合終了後に、連日のサヨナラホームランを浴びての3連投、解放された緊張から男泣きとの記事に、またグッと感じさせられました。色々と批判も浴びているが、新庄日本ハムは確かに前進しているし、若々しいチーム一丸が目に見える。選手個々も、まだまだ粗いがこの世界で生き残っていける『もの』を持っており、また何よりも若々しく生き生きしている。この1年間の戦いを、来シーズンの新球場を意識した位置づけで戦っているように見える。最下位の暗さが見えないし、本当に強いチームになっていくんだろうと思わせる。今、西武ライオンズに一番欲しいものを見せつけられているように思えて仕方がない。