2022年5月11日 ソフトバンク戦
源田の離脱に続いて、オグレディの一時帰国で苦しい戦いとなったライオンズはソフトバンク東浜にノーヒットノーランを献上した。
ライオンズ先発の隅田は立ち上がりから制球に苦しむ内容ではあったが、粘りのピッチングで6回2失点。先発としては十分の内容であったが、如何せん打線が全くの低調。
援護に恵まれない隅田が4敗目を喫した。
なるべくしてなったノーヒットノーラン
1番山野辺、2番岸という時点で絶望的な打線に8番には愛斗が入った。この選手たちに限らず、ライオンズの若手選手は初球から振りまくってクソボールにも手を出して相手投手を助けるバッティングが特徴である。
その特徴をこの試合でもいかんなく発揮し、ソフトバンクの東浜のノーヒットノーランを助けたと言っても過言ではないだろう。
森が入団したころから、フルスイングできるのはいいことだという風潮が広まった気がするが、フルスイングしても当たらない、ボール球に手を出していれば全く意味がないと思う。
何故ショート山野辺だったのか
源田が離脱していろいろな選手をショートで起用しているが、何故源田の次に安定している山田を固定しないのであろうか。
先制点となる今宮のタイムリーヒットはライナー性の打球に山野辺のグラブが負けた。続く柳田の2塁打では中継に入った山野辺が全く間に合わない本塁に投げ、打者走者を3塁まで進めてしまった。
目の前に柳田が走っているのが目に入っているのに、何故3塁に投げなかったのか。完全に判断ミスである。ライナーが捕球できなかったことに関しては仕方ないとしても、中継で判断ミスは全くいただけない。
ノーヒットノーランとは言え1敗には変わらない。切り替えて次の試合に臨んでほしいところである。
コメント
筆者に同感です。1敗は1敗であり憑き物が落ちたと解釈すれば、5割となり再出発である。森も出直しが間近のようであり、切り替えて次に向かって欲しいものである。隅田投手に関しては、勝負ごとにつきものの、『負の巡り会わせ』があるようである。また、投球内容については、どうも初球のストライクを簡単に取ることに一つの迷い、つまりバット一閃の恐怖というか、プロの怖さを感じ過ぎではないだろうか。元来、結構考えるタイプかも知れないが、大胆不敵に新人らしくドンドン積極的に攻めていくべきである。こういった状況では、もっと変な小細工をしないで大胆に投手をリードする牧野捕手の方が合っているかも。
隅田は球種が豊富でどの球種でもストライクが取れるので、おっしゃる通りもっと大胆に攻めてもらいたいですね。
追伸。最後の打者金子の打撃。あれだけ、体重が両足の後ろにかかる悪癖が出ていた状態で、強烈なピッチャー返しが出来るとは集中力だと確信します。また、あの当たりに反応した東浜投手のフィールディングも集中力であろう。集中力の源の不思議さを思い知らされた一瞬でした。西武野手、特に若手野手の集中力養成に尽力する平石打撃コーチに、さらなる創意工夫を捻出してもらいたい、無理難題とは思いますが。