2022年4月19日 ロッテ戦
ライオンズの新外国人スミスが初登板。初回から力強いストレートを投げ込み、7回までノーヒットの好投であった。ノーヒットノーラン継続中であったが、スミスは7回で降板、96球許したランナーは四球の一人のみであった。
スミスの好投に応えるべく、山川が復帰した打線は2回に愛斗が3ランホームランで先制をすると、7回には呉の犠飛で1点を追加した。
8回に登板した平良がヒットを1本打たれたものの、スミス、平良、増田で1安打完封リレーを果たしてライオンズは連敗を止めた。
先発スミス
初登板のスミスの投球に関して、初回は緊張と不安があったとのことだが、力強いストレートは素晴らしかった。ストレートは今後の登板でも武器になりそうである。
一方で、7回に球速が落ち、変化球の精度も怪しくなった。ヒットを打たれていない状態で降板ということに批判もあるようだが、7回の投球を見たら降板は当然であると思う。チームが連敗中であり、4点差でも平良、増田を投入したのは何としても勝ちたかったのであろう。
ただ、スミスは初回から飛ばしたのかもしれないが、100球で降板ということになるとスタミナは課題だろう。もっとも3Aでは中継ぎで起用されており、スタミナ不足は当然かもしれない。ニールのように5回までしか投げない先発では困るが、100球でも6回、7回まで投げられるか今後のスミスに注目したい。
打線を大幅に組み替え
山川が復帰し、ライオンズは打線を大幅に組み替えた。1番に山野辺、9番に金子を今季初スタメンで起用した。さらには捕手を牧野から柘植に変えた。
捕手柘植は牧野より攻守に渡って上であろう。牧野に何かを期待したのかもしれないが、柘植は初登板のスミスをうまくリードした内容は素晴らしかった。今後も柘植をコンスタントにスタメンで使うべきであろう。
一方でスタメンで起用された山野辺、金子は結果を出せなかった。中村が打てない状況で山野辺を起用するのは分からないでもないが、外野手であれば岸の方が金子よりもいいのではないかというのが個人的見解である。
ただ金子に関しては、7回の打席だけは評価してもいい。先頭の愛斗が2塁打で出塁すると、金子はランナーを進めることはできなかったものの、右方向に打ってランナーを進めようとする意志は感じた。結果、四球を奪った打席は金子にしては上出来であろう。
しかしながら、金子の四球で広がったノーアウト2,3塁で無得点は全くいただけない。策もなく、山野辺、源田をただ打たせただけで抑えられた。スクイズに賛否はあるだろうが、セーフティスクイズやスクイズの構えだけでもあってもいいのではないかと思う。なんの策もなく点を取れないのはこれまでの試合で分かっていることではないのだろうか。
コメント
今日の投球から判断すれば、左腕エンス投手よりも上のランクに見えます。メジャーリーグでの経験値からもそう判断するのが妥当であろう。一方、本日2軍戦登板の今井投手にアクシデントがあったようで、もうしばらく時間がかかりそう。(本当についてない。)
また、今日登録の山川選手は、打撃のタイミングは良かった気がします。何とかやれそうであり、4番が座るとそれなりに打線になりますね。山野辺選手は、何となく非力であり、鈴木選手同様、選球眼が乏しい気がしますし、トップバッターの適正には疑問である。
鈴木はもう少し選球眼がいいと思っていますが、残念です。山野辺は選球眼はないですね。愛斗も山田も含めて選球眼を磨かないとこの先思いやられますね。
愛斗、山田選手は特に甘めの変化球を見逃す場面が目立ち過ぎです。真っすぐに合わせての変化球対応であろうが、甘い球を一振りで仕留める力量の有無が野手としてこの世界に残れるか残れないかの分岐点なのであろう。甘めを見送り、ボール球に手を出すパターンから抜け出すには今しばらくの時間を要するようである。