2022年4月16日 オリックス戦
投打に渡ってちぐはくなライオンズがオリックスに連敗し、3連戦負け越しとなった。
エンスは来日2試合目の先発。オグレディの本塁打と中村の犠飛で2点をもらったエンスであったが、4回まだヒットを許していないオリックス打線に四球でランナーを許すと、吉田正尚に一発を浴びてあっさりと同点を許した。
さらに5回には2本のヒットで2アウト1,3塁のピンチを作ると再び吉田正尚に打たれて勝ち越しを許したところでエンスは降板。5回途中3失点3四球であった。
その後、リリーフの宮川が1点を失い2点差に広げられたが、愛斗の本塁打で再度1点差に詰め寄った。しかし、1点差の最終回ノーアウトのランナーを愛斗が送れず併殺打。投打にちぐはぐな内容のライオンズが敗戦で連敗となった。
コントロールが悪いエンス
初戦は白星こそ挙げたエンスであるが、コントロールは悪いピッチングであった。初先発で緊張があったと言いたかったが、この試合を見るとやはりコントロールは悪い投手なのだろう。3四球のうち2つがストレートの四球であり、吉田には甘くなった高めのボールを同点弾とされた。
5回のピンチでは、2アウト1,3塁で吉田で無理に勝負する必要はない状況である。先日大リーグでは満塁から申告敬遠があったが、この場面1,3塁であれば、当たってないとはいえ前打席で本塁打を放った吉田に申告敬遠でもいい状況であった。
吉田を迎える際に豊田コーチがマウンドまで足を運び、絶対に甘くならないように外れるならボールになるように、四球になってもいいと言いに行ったのでは推測するが、結果は外角要求のボールが真ん中に入って痛恨の勝ち越し内野安打を食らった。
コーチの指示が正確に伝わっていたのだろうか、何やってるのか?と思わざるをえないイニングであった。
捕手牧野では厳しい
森が離脱して牧野を使い続けているが、牧野では攻守に渡って厳しいであろう。
攻撃では長らくタイムリーが出てない状況で久しぶりにタイムリーヒットを放ったりもした牧野であるが、今季はここまで3安打。大振りしすぎでこの試合では2打席連続3球三振であった。
攻撃より深刻なのが守備であろう。この試合でもパスボールがあったが、ボールをこぼしすぎである。さらには、この試合で3盗塁を許した。うち2盗塁は1,3塁の場面で、ベンチから2塁に投げないというサインが出ていたのかもしれないが、盗塁を決められすぎている。
今シーズンはここまで盗塁を刺した回数は0である。強肩というふれこみであるが、送球が悪くタッチすらできずに盗塁を許したり、送球すらできない場面ばかりである。これでは相手チームが盗塁を仕掛けるのも当然であろう。
ベンチもちぐはぐ
最終回、ノーアウト1塁から愛斗にバントを命じたが、ボール球2球をともにファールにして追い込まれると、強攻して最悪の併殺打となった。
先日のゲームで岸が送りバントを失敗した際に、辻監督はチームで1,2番のバントのうまい選手だと言っていた。愛斗は前の打席で本塁打を放っていたが、バントをさせるのであれば何故岸に替えなかったのだろうか。
ベンチの采配までちぐはぐでは勝てるはずもないだろう。