【日本ハム10回戦】平良初失点、悔やまれる敗戦

2021年7月6日 日本ハム戦

非常に不甲斐ない試合が続くライオンズはとうとう平良が失点し敗戦となった。40試合目にして初失点した平良は、連続試合無失点記録が止まるとともに、敗戦投手となってしまった。

平良は影響はなかったとコメントしたが、雨の地方球場は少なからず投球に影響しただろう。ここまで「運」で無失点を重ねてきたとコメントしていた平良であるが、最後は運に見放された格好となった。

金子の守備

9回裏2アウト1塁の場面、絶対に避けなければならないのが、外野の頭を超える打球で1塁ランナーが生還することである。あいだを抜かれる長打なら仕方ないが、頭を超えられることは絶対に避けなければならない。しかし、それが起きた。

センター金子は頭を超えられた上、1塁ランナーが若干バランスを崩してスピードが落ちたにも拘わらず、生還を許した。果たして金子の守備は問題なかったのであろうか。

個人的には金子のポジショニングのミスだと思う。ベンチが的確に指示していなかったのかもしれないが、いずれにせよ、ベンチか金子のミスである。

もちろん平良が打球をフェンス際まで飛ばされたのは事実であるが、そうであっても1塁ランナーを生還させない守備をしなければならない場面であった。

攻撃が雑

3回までに6安打で僅か1点。6回まで毎回の10安打で2点。チャンスで1本が出ないことは仕方ないとしても、1点を取る野球をしないから点が入らないのである。

栗山が3本のヒットを放ったが、続くブランドンが4打数ノーヒット。2回には併殺打でチャンスを潰した直後に呉と愛斗の連続ヒットで得点である。かみ合わない。

さらに3回には1,2番の連打でチャンスを作ったが、森が併殺打。ランナーを進めることすらできないのであれば、バントをするべきである。続く4回に先頭の栗山がヒットで出塁したが、ブランドンは強攻策。

打てない選手が悪いのではなく、ベンチの采配が悪いと言わざるを得ない。極めつけは、相手のミスが重なり同点となった8回2アウト満塁の場面で代打に山川である。

絶不調の山川に何を期待しているのだろうか。ホームランで4点が欲しい状況ではない。1点が必要な状況である。山川が出てきた瞬間にほとんどの人は三振を覚悟したのではないだろうか。結果、一度もバットがボールに当たることなく三振。予想通りの結果であった。

雨の地方球場、土のグラウンドである。この回、相手の守備でミスがあり、それ以前にもゴロがイレギュラーしてヒットになったように、バットに当たれば何かが起きるかもしれない状況である。であれば、三振の確率が高い山川はない。岸をそのまま打席に送ってもよかっただろうし、代打を出すのであれば岡田でもよかったと思う。

この敗戦は絶対にベンチの采配ミスである。負けが付いた平良は非常に気の毒である。

コメント

  1. 福岡のレオ党 より:

    金子選手の守備力には、昨年から疑問符が付く場面が多いです。レフトでの輝きは失せており、ポシションでここまで変わるものなのかと思うが、やはり守備範囲等センターの難しさがあるのだろう。また、ここ最近、ベンチワークが甘く、防げる守備体制の指示も無いようであり辻体制の終局を象徴している。次期監督は恐らく松井氏であろうから、新スタッフと共に新生ライオンズで若さを前面に出直しを図って欲しいものです。栗山、中村両選手は代打の切り札として契約更改、新外人の獲得等、球団の後押しにも期待したい。

    • Mr.H より:

      1点を取る攻撃をしないのが問題なのですが、田辺時代にように1本が出ないという選手任せの状況になっていますね。ベンチワークでもうちょっとなんとかならないものか、歯がゆい毎日です。

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