【オリックス10回戦】高橋光成の粘投に打線がなんとか応えて逆転勝利

2021年6月25日 オリックス戦

好調オリックスとの3連戦、初戦の先発は最近調子の上がらない高橋光成であった。初回には2球で追い込んでいながら四球を与えるなど、制球は相変わらず、2回にはど真ん中の甘いボールで被弾し先制点を許した。

投球のテンポはよかったものの、もう少し丁寧に投げる必要があるところ、3回以降はピンチこそ背負ったものの粘り強く投げ、オリックス先発山本よりも長く8回まで投げた。すると、その粘投に応えるべく終盤にようやく打線が奮起した。

山本には抑え込まれていた打線であったが、山本が降板すると、8回にはヒギンズから1点を挙げて同点とすると、9回にはオリックスの守護神平野を打ち逆転に成功。

リードするとその裏には無失点の平良が登板。平良は連続試合無失点記録を36に伸ばし、高橋は久しぶりの勝利を挙げた。

殊勲の四球

高橋の粘投が逆転に結び付いたのであるが、9回先頭の呉の四球が大きな価値のある出塁となった。

早々に追い込まれた呉であったが、ファールで粘り、9球目で四球を勝ち取ると、続く山川が初球を仕留めて逆転の2塁打。さらに、スパンジーは2球目を右中間に運び、あっという間に守護神から2点を奪った。呉の粘りの四球が呼び込んだ逆転劇であった。

終盤に打線が粘って逆転したことは評価できるものの、もっと早く山本を打っておくべきであっただろう。

チャンスは初回にあった。先頭の金子が2塁打で出塁したが、源田以降は強攻策。相手は山本であり点を取るのに苦労することは分かり切っていることである。結局、山本はピンチをことごとく三振で切り抜けた。初回ノーアウトとは言え、源田に送らせるべきだったのではないだろうか。

再び5割に復帰したライオンズ、明日の今井で貯金を作れるだろうか。

コメント

  1. 福岡の より:

    4番呉選手に送りバント代打作戦を行った指揮官が、この試合の初回に、犠牲バントで先制点を取る作戦を行えないとは疑問符が付く。指揮官はディレクターである。その日の試合の動向等を描き試合に挑むべきである。今夜の試合は、先発山本でありエース対決である。さらに今シーズン延長が無いことから得点の積みかさねを考えてゲームメーキングを行うべきである。源田が最低限でも進塁打を、否、ひょっとして安打でチャンス拡大かを描くのは危険である。ましてや、源田選手は選球眼が甘く、ノーアウト1塁走者で1・2塁間に引っ張る犠牲打撃は不得意な選手である。
    さらに一言。9回に決勝点を叩き出した山川選手ではあるが、ヤッターポーズは山本投手を打倒して見せて欲しかった。9回の勝ち越し打では、にこりともせずに、ましてやガッツポーズは取らずに塁上で真顔で謙虚に立ちすくんで欲しかった。このレベルで満足するべき選手であれば先は見えてますよ。明日の今井投手に期待します。

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