【中日3回戦】4番呉の走攻守にわたる大活躍を平良が32試合連続無失点で締める

2021年6月13日 中日戦

隔離生活から復帰して久しぶりの先発となったニール。交流戦終盤で今季初めての交流戦での先発となった。初回こそ多少球が高かったものの、ニールらしくゴロを積み重ねるナイスピッチング。かなりの間が空いた登板とは思えない内容であった。

岸の先頭打者本塁打、山川の犠飛、スパンジーのタイムリーで3点の援護をもらったニールは、6回の内野ゴロの間の1失点に抑えてマウンドを降りた。

しかし、続く宮川があいかわらずの乱調。先頭打者に死球を与えると、制球に苦しみ2連打で2点を失い、たった7球でニールの勝ち星を消した。

同点の終盤に試合を決めたのは新4番の呉念庭。得点圏打率5割を誇る呉が2アウト1,2塁からタイムリーヒットで決勝点を挙げると、最後は平良がヒットを1本打たれたものの、4人で締めてゲームセット。6セーブを挙げるとともに、開幕から32試合連続無失点の日本記録を樹立した。

宮川の投球以外は、投打の噛み合ったナイスゲームであった。

走攻守に大活躍の呉念庭

前日のゲームから4番に座った呉が大活躍。

序盤から簡単ではないゴロを何度も処理し、まずは守備で貢献。4回には1アウト1塁からチャンスを広げるヒットを放つと、続く山川の犠飛で1塁から2塁へタッチアップを成功させた。その後スパンジーのレフト前ヒットで得点できたのは呉の好走塁のおかげであった。

そして、最後は8回の決勝打である。頼りになる4番の誕生である。走攻守に大活躍だった呉に2軍で練習に復帰した外崎はどう思っているだろうか。外崎の戻ってくるところはないかもしれない。

気を抜くプレーの金子

若手の活躍が目立つ中、レギュラーでもない金子の気を抜いたプレーが目立つ。先日は右中間の当たりを緩慢な返球で2塁打にしてしまったまずいプレーがあったが、この試合では呉のタッチアップに対して抜いた走塁で本塁へ戻ってきた。

山川のフライは左中間への大きな当たりであり、3塁ランナーだけであればゆっくり走っても十分生還できる当たりである。

しかし、この場面は1アウトからの犠飛であり、1塁ランナーがタッチアップしている状況である。呉が2塁に到達する時点で金子はまだ本塁には到達していなかった。

つまり、呉が2塁でアウトになっていたら得点が認められないタイミングである。ランナーが3塁だけでタッチアップするのであれば、緩い走塁であっても問題はないが、あの状況での緩い走塁には非常に疑問である。若い選手たちの活躍に負けないよう、金子は常に全力プレーするべきである。

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