【DeNA3回戦】内海が本拠地初勝利、平良が31試合連続無失点

2021年6月10日 DeNA戦

前回の試合に続いて先発内海が不安定な立ち上がり。球威はなく、制球は悪く、球は高く、初回にいきなり3本のヒットで1点を失った。しかし、上向きの打線が内海を援護し、岸の先頭打者本塁打ですぐに同点に追いつくと、2回には柘植と岸のタイムリーヒットで勝ち越しに成功した。

内海が4回に被弾して2点を失ったものの、打線が4回まで毎回得点で5点を挙げ、勝ち投手の権利が付いたところで内海は5回で降板した。5回以降は両チームとも攻め手を欠き無得点が続き、結局5-3のままゲームセットを迎えた。

9回に投げた平良が開幕31試合連続無失点の日本タイ記録に並び5セーブ目を挙げ、チームは交流戦初めてカード勝ち越しを決めた。

岸が猛打賞、柘植とともに2打点

前日ノーヒットであった1番岸であるが、この試合では1点リードされた初回、初球を捕らえて先頭打者本塁打を放ちチームを勢いづけると、3安打を放ち2打点を挙げる活躍を見せた。

離脱した若林の不在を感じさせない素晴らしい活躍である。岸は6月にプロ初ヒットを放つと、すでに3本の本塁打を放ち、若林よりもパワーを見せている。1番打者に定着すべく今後も打ちまくって欲しいところだ。

さらに、森に代わってスタメンマスクをかぶった柘植が1安打2打点の活躍。先発内海に合わせて柘植を起用したのかもしれないが、起用されてちゃんと結果を残したことは非常に評価したい。出場の機会は多くないだろうが、今後の活躍にも期待したい。

久々のスタメン金子

金子が久しぶりにセンターでスタメン出場を果たした。初回には内海を救う好捕を見せると、1回裏には岸の本塁打の後にヒットで出塁した。

しかし、ここからが非常によくなかった。同点に追いつき、いいムードの中、金子が二盗を仕掛けて憤死した。本人はセーフを主張し、リクエストが要求されたが判定は覆らなかった。この状況でアウトになるのはもってのほかであるが、今季の盗塁成功率は5割である。盗塁を仕掛けていい成功率ではない。

さらには、2点を勝ち越した2回には1アウト1塁から初球を打って併殺打である。チームの勢いを削ぐ最悪の内容。初回の好捕を打ち消し、はっきり言ってこの試合ではマイナス評価である。

ベンチは金子に対するグリーンライトを取り消すだけでなく、併殺がないと思って打たせているのかもしれないが、バントで送らせることも検討すべきであろう。

コメント

  1. 福岡のレオ党 より:

    山川選手が心配である。『2020山川ホームラン』を検索すれば、真の4番を目指して取り組んだ『どこからでもいらっしゃい』打撃が素晴らしい。球を待ち受ける左足で上手く間を取り確実にとらえているし、センター中心に跳ね返していた。死球禍、足首の捻挫からの打撃不振で、今シーズンは2年連続本塁打王時代の打撃に戻したようである。(戻さなくても良かったのにと個人的に思っている。)昨夜の試合でも、投じられた球に全く間が取れていない。解説の鈴木健氏の言うように開きが早い分、外の球について行けていない。多分、本人の心中も穏やかでは無い筈である。彼の打撃復活以外に後半戦の反撃は難しい。試合終了後にもボックスで感覚を取り戻そうとしている様子も覗えており、スランプ脱出に期待したい。球を永く見れることが間を取ることであろうが、そのことが一番難しいのであろう。ここを乗り越えて真の4番を目指して欲しい。

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