【ヤクルト2回戦】9回に3発で大逆転のライオンズが連敗ストップ

2021年6月5日 ヤクルト戦

前日の雨天コールドゲームでの大敗に続く2戦目、先発は前回左手首に打球を当てた今井であった。

初回に先制点をもらった今井であったが、直後にあっけなくリードを吐き出した。2安打と四球で無死満塁とすると、4番村上に逆転タイムリーを打たれて失点。その2点で抑えたものの、2回も先頭打者にストレートの四球。ここで中村が今井に声をかけると投球は一変。ここから尻上がりのピッチングを披露した。

6回に低めの球を村上のパワーでバックスクリーンを超えてスタンドに運ばれたが、7回3失点はよく投げたといってもいいのではないだろうか。前回の登板で打球を受けた影響がなかったのは朗報であろう。

打線は山川のソロ本塁打で1点差とした最終回、ヤクルトの守護神を一発攻勢で打ち崩し逆転に成功した。中村がマクガフ登板直後の初球をレフトスタンドに運んで同点とすると、栗山のヒットを挟み、山川が勝ち越しのおかわり弾。さらには呉も続いて4点を奪うとわずか12球でヤクルトの守護神をKOした。

3点リードすると最後は平良の登場。ランナーを2人許しピンチを作ったものの、開幕から29試合連続無失点で締め、4セーブを挙げてゲームセット。ライオンズの連敗は3で止まり、ようやく交流戦2勝目を挙げた。

中村がスタメン復帰

3試合スタメンから遠ざかっていた中村がサードでスタメンに復帰。初回には先制のチャンスを広げるヒットを放つと、9回には値千金の同点弾を放った。

中村がスタメン起用となったことでスパンジーはベンチスタートとなったが、やはり打てない守れないスパンジーより絶対に中村である。腰に張りがある中、頼りになるベテランである。

試合後には2本の本塁打を放った山川がヒーローインタビューを受けたが、この試合のヒーローは間違いなく中村である。

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