【巨人1回戦】敗色濃厚からメヒアと森の一発で引き分けに持ち込む

2021年6月1日 巨人戦

先発に復帰した3試合では安定した投球を続けていた松本であるが、この試合では松本得意の四球禍でこれまでの3戦の好投をフイにする投球であった。

4回に一発で先制を許すと、問題の5回、先頭打者を二塁打で出塁させると、ここから2連続四球であっという間に無死満塁。三振で1つアウトを取ったものの、押し出しの四球で失点した。続いて犠飛と適時打で失点を重ね、5回の1イニングだけで2安打ながら3四球で3失点のこれまでの松本の投球となった。

結局、6回まで投げた松本は4失点でマウンドを降りた。抑えられていた打線は、岸の本塁打で1点を返すと、土壇場の9回、再び岸がヒットで出塁すると、代打メヒアが今季1号を放ち1点差。さらに2アウトから森の一発で同点とした。

最後はピンチを作りながら平良が9回を締めて引き分け。平良は開幕から27試合連続無失点でパ・リーグ記録を樹立した。

今季は9回に逆転されて負ける試合や同点に追いつかれて引き分けなど勝てる試合を落とすライオンズであるが、負け試合を引き分けに持ち込んだナイスゲームであった。

岸がプロ初ヒット

この試合の大きな収穫といっても過言ではないのが岸の打撃ではないだろうか。若林が怪我で離脱してセンターにスタメン起用されたのは、復帰したばかりの金子ではなく岸であった。

開幕からチャンスをもらっていながらヒットがでなかった岸であったが、ようやくプロ初ヒットが飛び出した。そのヒットが左中間への大きな本塁打となると、一本出たことで肩の荷が下りたことであろう、9回の打席では2打席連続ヒットを放った。

若林の離脱はチームにとっては非常に痛いが、代わる選手がちゃんと出てくるのがライオンズである。岸にとっては大きなチャンスを生かし、これからの活躍に期待したい。

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