【阪神2回戦】今井がアクシデントで降板も、宮川、武隈、十亀、平良で虎の子の1点を守り切る

2021年5月29日 阪神戦

先発今井が不安定な立ち上がりだったが、2回から立ち直り、2回に飛び出した山川のバックスクリーンへの本塁打の1点を守り、5回まで3安打無四球の好投。しかし、アクシデントは6回に訪れた。

6回先頭の近本のピッチャー返しのライナーを左手首付近に当て降板。ベンチに戻る際にはすでに腫れて変色していた。手も動かせず、腫れを見ると骨折の可能性もある状況で今井は無念の降板となった。

緊急登板となった宮川が6回を抑えると、3連投となる森脇とギャレットを休ませるためか、宮川は7回も回跨ぎで登板した。7回2アウト満塁の大ピンチを迎えたものの、無失点で切り抜けると、8回は武隈と十亀の2人で無失点。

最後は3連投となった平良がランナーを背負いながらパ・リーグ記録となる開幕から26試合無失点で締めてゲームセット。今井の怪我の後、貴重な1点を守り抜いたしびれる勝利となった。

ブルペン陣が活躍

緊急登板の宮川は回跨ぎでの無失点は十分褒められる内容である。2イニング目は2四球で絶体絶命の満塁になったが、最後は森の構えとは違う所にいったものの空振りを取った渾身のストレートは気持ちがこもっていたいい投球であった。

さらには、前日の試合で9回に5失点で負け投手になったギャレットに代わってこの試合では平良が9回に登板。先頭四球からノーアウト2塁のピンチを迎えたものの、後続の3人を打ち取って2セーブ目。

お立ち台に上がった平良は9回に登板して緊張したとコメントしたが、その通り先頭から5球連続ボールとなった、苦しいピッチングであった。しかし、無失点で切り抜けたところはさすが平良である。

審判団の毅然とした対応が必要

ゲームセットとなった27アウト目はレフトへのファールフライとなった。ネット際で岸が好捕したが、阪神の矢野監督はネットに当たっているのではないかとリクエストを要求。

ビデオ検証の結果、判定は覆らずゲームセットとなった。打球は落下する際に角度が変わったように見えたが、ネットに当たったかどうかを映す映像がなかったのではないだろうか。判定がライオンズに有利に働いたようにも見えるが、これもリクエストである。

ただ、ゲームセットとなった後、矢野監督は審判団に抗議をしていたように見えた。リクエストに対する抗議は退場である。試合終了後であっても退場にすべきではないだろうか。審判団の対応には疑問である。

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