【広島1回戦】源田の陽性でベンチの控え野手2人の苦しい試合を引き分け

2021年5月27日 広島戦

源田のコロナウィルス陽性判定によりベンチ入りの控え野手は2人となった試合、DH制も使えない試合を強行するのはいかがなものだろうか。試合中止を判断するのは、ホームの広島なのか、ライオンズサイドから申し入れるのか、NPBが判断するのか、いずれにしてもたとえ試合直前であっても試合を中止するべきではなかっただろうか。

その試合、予告先発のニールも隔離され、緊急先発となったダーモディが好投。緩い変化球を操り5回1失点で勝ち投手の権利を持ってマウンドを降りた。しかし、継投がハマらず、十亀、武隈、さらには森脇が失点を許し同点となると、試合はそのまま引き分けで終わった。

継投失敗

先発ダーモディは5回86球であり、ヒットこそ打たれるものの要所を締め、広島打線を1安打に抑える好投であった。

6回ダーモディ続投でよかったところ、十亀にスイッチしたところで試合の流れが変わってしまった。十亀が2本のヒットでピンチを作り2アウトと取ったところで、武隈にスイッチ。左打者に対して武隈を登板させる得意の左右病である。結果、森のエラーもあったが、武隈は1アウトも奪えず2点を失ったところで降板。代打に左の松山が出てきたところで、武隈から右の宮川にスイッチした。

結局中途半端な左右病であるならば、十亀から武隈にスイッチする必要はなかった。もっと言えば、左打者から始まるこのイニング、左右病を貫くのであれば武隈をイニング頭から登板させてもよかった。さらに言えば、ダーモディを代える必要はなかった。

わざわざ流れを手放すような継投で広島に反撃のチャンスを与えてしまったライオンズベンチである。投手に代打も出せないような試合で、継投のことだけ集中して考えておけばいいにも関わらず、明らかな継投ミスだったと言えるだろう。終盤完全に流れは広島にいってしまったところ、負けなくてよかったというゲームではないだろうか。

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