2021年5月21日 日本ハム戦
先発高橋光成の調子は良くなさそうであったが、粘りのピッチングで7回1失点はさすがの内容である。5回に同点に追いつかれたものの、打線が直後に一挙5点を奪って試合を決めた。
日本ハムは中田、近藤がいないオーダーで打線の迫力不足は否めない状態であったが、ライオンズは勝てる試合をきっちりと勝ち切り、連勝で借金を1とした。
つながった打線
5点を奪ったビックイニングとなった5回、ライオンズ打線がつながった。
1アウト2,3塁から中村が追い込まれながらレフトオーバーに打球を運び勝ち越し点を挙げた。お立ち台で中村は「もっとホームランを打ちたい」とコメントしたが、勝ち越し打は全くホームランを狙わず、外野フライでオッケーのナイスバッティングであった。
今年のライオンズ打線は、点を奪った後に追加点を奪えない状況が続いていたが、中村の後には呉念庭がバットを折られながらライト前にタイムリーヒットを放つと、続くスパンジーもライトへの2塁打で5点を奪った。
前日のソフトバンク戦から打線がつながるようになったことは非常にいい傾向である。一方で、2回に山川の本塁打で先制点を奪った後、ノーアウト1,3塁のチャンスで1点も奪えなかったのは大いに反省すべき点である。
気になる打者
11安打で7得点で活気の出てきた打線であったが、最近の打線では若林と山川が気になる。
若林は追い込まれてから全く粘れずに三振を喫する打席が増えている。山川は、大振り、マン振り、アッパースイングである。第1打席で本塁打こそ放ったものの、それ以外の打席は全くダメである。ヒットが出ている間にバッティングを見直して欲しいものである。
一方で、調子が下降気味で久しぶりにスタメンから外れた愛斗であったが、途中出場で回ってきた打席でヒットを放った。このヒットをきっかけに調子を取り戻してほしいところだ。