【ソフトバンク11回戦】9回にまた失点のギャレット、ライオンズが連敗

2021年5月19日 ソフトバンク戦

両チームでエラーが5つ、そのエラーが得点に結びつく締まらない試合は、同点の9回にギャレットが失点してライオンズが敗れた。

5回、エラーで3点目を取られた後の2点を今井が踏ん張れていたら、と思わずにはいられないが、7回5失点(自責点3)の今井を責めるのは酷であろう。

試合を分けたのは9回に上がった外国人投手の違いであった。共に先頭打者を出塁させたものの、ギャレットは犠打でランナーを送られたが、モイネロはランナーを刺した。金子の犠打が下手くそ過ぎたのが原因でもあるが、ギャレットは犠打に対して全くチャージせず、むしろマウンドから後ずさりするくらいである。

結局その犠打が活き、犠飛で決勝点を奪われて敗れたライオンズは2連敗で今季最大の借金3となった。

9回ギャレットでいいのだろうか

ギャレットがまた9回に失点した。このところ、2試合に1回の割合でしかまともに抑えられない状況である。この試合では失点して敗戦、2登板前の試合も失点して引き分け、4登板前の試合では3四球である。

調子のいいピッチャーを9回と言っていたのはどうなったのだろうか。この試合は8回ソフトバンクは柳田から始まる打順だったため、8回に平良を投げさせるのはいいと思うが、これまでの試合でギャレットと平良の順番が入れ替わった試合があっただろうか。

延長がなく同点の9回が重要である今季であるが、犠打を簡単に許してしまうようなギャレットはその重要な9回を任せられる投手ではないだろう。

猛打賞3三振の若林

昨日の試合で3三振で交代させられた若林がこの試合も1番スタメン。3安打を放ち、タイムリーヒットも放ったが、一方で3三振。9回には浅めのレフトフライからのタッチアップを本塁で刺せずに、その裏最後の打者となって試合後はベンチから動くことができなかった。

3三振は2死満塁、2死満塁、2死1,2塁である。一本出ていれば展開がガラリと変わっていただけに本人は非常に悔しいだろう。ルーキーに多くを望むのは難しいかもしれないが、追い込まれてからもう少し粘れないものだろうか。

空振り三振は仕方ないとしても、若林の場合は見送り三振が目立つ。本人はボールだと判断して見送っているのであるが、判断が早すぎるのである。経験していくうちに見切りは身につくだろうが、首脳陣が何とか指導できないものだろうか。

コメント

  1. 福岡のレオ党 より:

    ギャレットが投ずる球で、失投になりやすい球はスライダーである。現状、ストライクからボールにするスライダーは投げきれない。森捕手はこのスライダーをカウントボールとして、サインを出す。先日もこのボールでレアードに痛い目にあっている。森捕手は、何度も言うが、危険回避の引き出しが少ないし、ギャレットのストレートを活かす投球で押すべきである。スライダーはカウント球ではなく、ストライクからボールになる勝負球として捉えるべき球である。9回失点のケースが目立ち過ぎますが、投手陣ばかりを責めるのは酷である。彼が習得すべきは、スプリットとストライクからボール球になる空振りを狙う球の習得である。

    • Mr.H より:

      昨年はバカの一つ覚えのようにストレートを投げ込んでいましたが、今年はストレート少なくスライダー多めの投球です。ギャレットがストレートに自信がないのではないかと思いますが、ストレートを活かす投球は必要ですね。

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