2021年5月14日 ロッテ戦
ロッテとの3連戦の初戦、先発の高橋が初回から大荒れ。先頭の荻野にヒットを打たれると、その後の3人の打者に3四死球。制球にかなり苦しむ立ち上がりではあったが、源田の絶妙なタッチのおかげでランナーを2度刺し初回をなんと無失点で切り抜けた。
2点の援護をもらった高橋であったが、被弾ランキングトップを走る今季8本目の被本塁打で4回に同点を許した。しかし、打線がすぐさま2点を奪い返すと、尻上がりのピッチングで7回2失点、2点のリードを保ってマウンドを降りた。
8回は平良が21試合連続無失点でホールドを挙げたが、9回のギャレットが誤算。1塁ベースに打球が当たる不運なヒットで出塁を許し、続くレアードに同点弾を浴びると、さらに2人のランナーを出してサヨナラ負けの大ピンチを迎えたところで、ベンチはギャレットを諦めた。
代わってマウンドに上がった森脇は、四球で2死満塁となったものの最後はピッチャーゴロで切り抜け引き分けで終わった。エース高橋の登板試合で最終回までリードしていながら勝てず、ライオンズにとっては非常に痛い引き分けとなった。
走攻守に大活躍の源田
初回に今季初本塁打で先制点をたたき出すと、その裏には荻野の盗塁と2塁走者マーティンを森からの送球を絶妙なタッチでアウトにした。
2つのプレーともに2塁塁審はセーフのジャッジであったが、2度のリクエストでいずれも判定が覆った。非常に不安定だった先発高橋を救った2つの大きなプレーであった。
さらに同点に追いつかれた5回にはノーアウト1,2塁で犠打を決めると、7回には四球で出塁してディレードスチールで完璧な盗塁を決めた。走攻守で光った源田のプレーであった。
9回に1アウト1,3塁からセーフティスクイズを決めていればギャレットも楽になったであろうし、完璧な日であっただろう。