2021年5月12日 楽天戦
風が強いデーゲームとなったこの試合、ニールが今季初先発となった。
ライオンズは3回に山川の一発で2点を先制したものの、ニールがその裏に4点を取られてあっさり逆転を許した。7回に若林のヒットと、森のタイムリーで1点差まで詰め寄ったものの、8回に大事なランナーであった代走金子が盗塁死でチャンスを潰すと、9回もチャンスを作りながら1本が出ず、1点届かず敗戦。
8試合戦ってもまだ楽天に勝利を収めることはできず、ライオンズの借金は2となった。
不可解なリクエスト判定
4回ニールが逆転された後、楽天茂木が左中間への当たりで3塁へ進塁を試みたが塁審のジャッジはアウト。これに対して楽天がリクエストを要求し、判定はセーフに覆った。そのあとニールは非常に痛い4点目を失ってしまった。
3塁への送球とランナーのスライディングを見ると、タイミング的にはセーフかもしれない。しかしリプレイ映像ではスライディングの土煙の影響で、ランナー茂木が3塁ベースに到達したタイミングもはっきりせず、3塁の中村のタッチもはっきりしない。
それにも関わらず、判定は覆った。全く解せない判断である。
何もライオンズに不利な判定となったから言っているわけではない。このプレーに関しては、当初の判定がセーフでリクエストの結果もセーフであれば、全く不満はない。当初の判定を覆すだけの映像があるようには見えないにも関わらず、判定が覆ってしまうことが問題である。
リクエストでは不可解な判定が続くライオンズである。これもチームが上に行けない状況とは無関係ではないだろう。
貧弱な下位打線
9番に若林が復帰したものの、下位打線のスパンジーと山田が全く機能しない。特にスパンジーは7試合連続ノーヒットであり、ストライクゾーンに来たストレートにバットがかすりもしない。
現状では1軍に他に使える選手がいないこともあるが、若手でもあるまいし、これだけ我慢して使い続ける必要はあるのだろうか。下位打線の選手起用は再考が必要である。