【オリックス7回戦】判定に泣かされた呉念庭の幻の逆転打

2021年5月3日 オリックス戦

リクエスト判定に泣かされて逆転できなかったライオンズが5位に転落した。

7回裏、1点差に追いつきなおも1アウト満塁の場面、呉の放った一打はレフト線に飛んだ。3塁塁審はファールを宣告したが、辻監督がリクエスト。

リクエスト映像が球場に流れると、ライオンズファンの歓声が上がったものの判定は覆らず、ファールのままであった。結局ライオンズは逆転できず、その後さらにリードを広げられてゲームセットとなった。

リクエストの説明は不要か?

フェアであれば逆転打となっていた呉の当たりは、3塁側からの映像と外野からの映像があった。3塁側からの映像ではボールの落下地点がフェンスの支柱と重なり見えなかった。一方、外野からの映像ではライン上にボールが落ちたように見えた。

リクエストで判定が覆る場合は、判定が覆るに足りる映像があった場合である。

一方、判定が覆らない場合は、判定通りであると判断できる映像があった場合と、判定が覆るに足りる映像がなかった場合である。

この試合の呉の打球は、判定が覆るに足りる映像がなく、当初の判定通りと判断したのではないかと推測する。

いずれであっても判定が覆ることはないのであるが、プレーしている選手、観戦しているファンは釈然としないものがある。審判が判定が覆らない理由を説明することに大した時間はかからないし、説明すべきではないだろうか。

判定が覆るに足りる映像がなかった場合が多いとNPBとしても対策を講じる必要が出てくるだろう。リクエスト制度の精度改善が望まれる。

コメントをどうぞ

メールアドレスが公開されることはありません。