2021年5月1日 日本ハム戦
先発本田の今季初勝利が土壇場にするりと逃げていった。5回で降板し、最低限の仕事をしたが満足できる内容ではないとコメントしたが、本田には5回まで試合を作ってくれればいいのであって、十分な働きではあった。
しかし3点リードの9回に登板した増田が大誤算でセーブ失敗。中田に2ランを被弾し1点差に詰められると、さらに2本の長短打で同点に追いつかれた。打者6人に対して4安打1四球であった。
結局ライオンズベンチは増田を諦めて宮川にスイッチ。しかし緊急登板となった宮川は完全に準備不足。アウトを1つ取ったものの、ストレートの四球を2つ出して押し出しで逆転サヨナラ負け。12球投げて9球がボールでは話にならなかった。
8回の平良が絶対的安定感があるだけに、非常に残念な敗戦となってしまった。
3度目のセーブ失敗
守護神増田が苦しんでいる。ソフトバンク中村に同点弾を浴びてセーブ失敗すると、翌日には佐藤龍世のフィルダースチョイスに足を引っ張られてサヨナラ負け。そして今日の試合である。
30試合目で15登板。2試合に1回のペースでの登板のせいか、勤続疲労のせいか、明らかに去年のようなキレはない。簡単にクローザーを代えるべきではなく、次の試合もこれまでと同じように9回に起用して欲しいが、果たしてどうなるだろうか。
1点を取る采配
3点リードを守れずに敗れたのは増田の責任ではあるものの、その前にもっと貪欲に1点を取りに行くべきではないかっただろうか。
9回に山田のタイムリーヒットでリードを3点に広げて1アウト1塁の場面、続く金子には打たせて結果は最悪のショートゴロ併殺打。全く打てない金子であるならば、犠打で送らせて1番若林に賭けてもよかったのではないだろうか。
3点リードで十分と考えたのだろうか。せっかくリードを広げて流れが来ていただけに、もっと貪欲に点を奪いにいってほしかった。