2021年4月29日 ロッテ戦
上間と今井の先発が頑張って2連勝したライオンズであったが、この試合の伊藤は最悪のピッチング。初回32球を投げ、約7割がボール球という内容で、打者6人に対して3四球2安打4失点で1アウトを取っただけでKOされた。
得点を奪えない打線にとって4点ビハインドでは、初回からほぼ負けゲームであった。初回に源田の三塁打から2点を返したものの、3回以降はノーヒット。
9連戦の長丁場の中で、松本が5回2/3を1失点で繋いだことでリリーフ投手を大量に投入する必要がなかったことだけが救いだろうか。この日の敗戦でライオンズは再び借金生活に逆戻りとなった。
第2先発の松本
予期せず初回からの登板となった松本であったが、伊藤の残したランナーを1人返しただけで初回のピンチを切り抜けた。5回に1点を失ったものの、6回まで投げて1失点無四球のピッチングであった。
しばらくはビハインドの場面で長いイニングを任せる役割で起用して調子を上げさせてほしいところである。間違えてもすぐに先発起用なんてことは考えてほしくはない。
コメント
松本投手は、何と言っても打者のタイミングを外す球が無いのが大きな課題である。特に落ちる球が無いのが課題である。今日も、0-2から高めの真っ直ぐで打者の目線を外す姿には大いに不満であった。チェンジアップとか真っ直ぐの軌道、速さで変化する球とかを身に着ける課題に取り組んでいるという姿が想像できなかった。0-2なんて絶好のチャンスである。筆者と同感で現状で先発に戻っても、好投、勝利投手という筋書きは見えないしそんなに甘い世界では無いと思います。平良投手の進化は目に見えるが、松本投手の進化は全く見えないのが残念であるし、高め高めを目指す姿勢の有無が両者の差となっているとしか思えない。勿体ない。
伊藤投手については、あれだけ球が高めに浮くは、制球も出来ないのであれば話にならないし、4年目でこの課題を克服できない現状であるなら生き残るのは相当難しい気がします。残念。
2ストライクから高めの釣り球要求は森のリードの特徴なんですよね。ほとんどバカの一つ覚えレベルです。そのサインに首を振らない松本も問題だとは思います。もう一つ変化球を習得することも必要ですが、チキンハートを克服する必要もありますね。