2021年4月9日 ロッテ戦
3連敗中のライオンズは、ロッテとの3連戦。先発高橋光成に連敗ストップを託したが、この日の高橋は制球がイマイチ。四球連発で連敗を喫した楽天戦の流れを止めることができず、6回5四球4失点のピリッとしない内容であった。
高橋は5回を終わった時点で106球を投げて3失点、この時点で交代かと思われたが、6回もマウンドに上がったが、先頭に四球を出して痛恨の失点を喫してしまった。
打線はロッテの先発二木に1点に抑えられ、敗色濃厚の試合展開であったが、二木がマウンドを降りた8回に試合が一変した。3四死球でもらったチャンスに呉念庭がタイムリーヒットを放ち1点差。続く愛斗が値千金の逆転弾でチームの連敗を止めた。
エース高橋で落とせない試合を救ったのは2本塁打の愛斗であった。
プロ初本塁打の愛斗
2軍では打ちまくっていた愛斗が好調を持続し、連敗ストッパーとなった。
2回に先制となるプロ初本塁打をレフトスタンドに放り込むと、8回には1点差で1アウト1,3塁のチャンス。制球に苦しむロッテ小野の低めのボール球2球に手を出して追い込まれたが、ストライクゾーンに入ってきた低めのストレートを振りぬくと、ライトのホームランラグーンへ打球を運んだ。
常にフルスイングでたまに状況を考えてバッティングをしてほしい場面もあるが、この試合ではそのフルスイングがチームを救った。
1番若林が躍動
打撃不振の金子が今季初めて1番から外れた。辻監督はようやく重い腰をあげ、1番には若林を起用した。その若林は3打数1安打2四球2盗塁の活躍である。
ここ数年金子を起用しても1番に定着できなかったのであるから、金子は1番には向いていないのである。金子は9番であればそこそこ活躍できるのは精神的なものなのだろうか。若林は四球を選ぶ選球眼もあるし、出塁率が落ちない間は1番として起用して欲しいところである。