【楽天2回戦】今井も四球連発から失点、中継ぎも打たれて2連敗

2021年4月7日 楽天戦

14四死球で大敗を喫した次の試合、先発今井は前日の流れを引き継いだようなピッチングだった。前日がどうであれ、予想通りと言えば予想通りの四球連発であった。

初回に先頭から2者連続四球を与えると、4番浅村のヒットであっさりと先制を許した。3回には本塁打で失点すると、5回には四球で出したランナーをヒットで返されてさらに失点を重ねた。5回を投げて6四死球、2つのワイルドピッチで、この試合の今井は104球を投げた。失点こそ3点ではあったが、先発としては失格の内容である。

3点をリードされたライオンズ打線は5回に若手が奮起し、若林の初本塁打、鈴木のヒット、山野辺のタイムリーで2点を返した。

しかし、7回にギャレットが失点すると、8回には伊藤翔が被弾してほぼ試合が決した。9回に再度若手陣で1点を返したものの、6-3で敗れたライオンズは本拠地に戻って2連敗。明日のプロ初先発の上間にプレッシャーがかかる状況となってしまった。

若林の活躍

ルーキーの若林がマルチ安打の活躍。3回にチーム初安打となるヒットを放つと、5回にはチーム初得点となる本塁打を放った。さらに9回には、ポテンヒットを放ってプロ初の猛打賞を記録した。特に、楽天の則本から2本ヒットを放ったことは十分自信にしていい内容であろう。

一方で、3回には走塁ミスがあった。2アウト1,3塁の場面、2盗を仕掛けた1塁走者金子が1,2塁間に挟まれたが、3塁走者若林のスタートが遅れ、本塁でタッチアウトとなった。2アウトでバッター源田は追い込まれており、金子が走ることは十分に予想できる場面であった。キャッチャーが2塁に投げた瞬間に若林がスタートを切っていれば生還できたタイミングであったが、若林は金子が挟殺プレーに持ち込むことを予想していなかったのだろうか。

ルーキーゆえの判断ミスかもしれないが、これは若林の責任ではなく3塁の黒田コーチの責任ではないだろうか。黒田コーチは若林にちゃんと走塁の判断を説明していたのだろうか。残念な本塁憤死ではあったが、若林は次の機会にはちゃんとスタートを切れるだろう。

ギャレットのピッチング

昨年、ギャレットが来日してしばらくはストレートで押しまくったピッチングであったが、北海道で日本ハム渡辺にストレートを続けまくって打たれたあたりから、昨年終盤は変化球で交わすようなピッチングが目立った。

そして今季も変化球が多い内容は続いた。この試合でも、ストレートの割合が特に少なく、痛恨の2失点をした場面では、フォークを5球続けて打たれた。打たれたボールは高めに浮いたフォークであった。

そのボールを投げる前には、サイン交換がうまくいかず、森のサインに対してギャレットは首を振りまくりであった。昨年同様、同じ球種ばかりを続けたがるギャレットであるが、おそらく他の球種に自信がないのであろう。もっとストレートで押すピッチングもしなければ、抑えることは難しいのではないだろうか。

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