【ソフトバンク19回戦】中村の一振り、21本目の満塁ホームランでCSに望みをつなげる逆転勝ち

2020年10月24日 ソフトバンク戦

前日の試合で連勝が止まったライオンズは、この試合も貧打線と先発十亀の早い降板で負けムードが漂っていたが、不調に苦しむ中村剛也が一振りで決めた。

8回から勝ちパターンの継投となったソフトバンクのモイネロがストライクが入らず、3四球をもらって満塁のチャンスを作ると、代わった岩嵜から中村の一打は左中間スタンドに飛び込んだ。貧打線のこの試合の2本目のヒットが値千金の満塁ホームランになった。今季はストレートに振り遅れてファールにしかならないバッティングが続いていたが、ようやくストレートを捉えた中村である。本当に打ててよかった。

ビハインドの7回から森脇を投入し、執念の継投が逆転に結び付き、リードした8回には平良、最終回には増田が登板しゲームセット。中村の殊勲の一打はもちろんであるが、十亀以降の無失点に抑えたリリーフ陣を褒めるべき勝利であった。辻監督自身の誕生日を白星で飾って連敗を免れたライオンズは、2位ロッテとの差を2ゲームに縮めた。

山川が先発出場

前日に4番で先発した試合に続き、不調の山川が6番で先発出場した。今季、ソフトバンク先発の東浜から3本のホームランを打っているために起用されたのではないかと思われるが、あいかわらず全くタイミングが合わないバッティングである。

結局2打席凡退した後、8回のチャンスにピンチバンター岡田に交代となった。残り少ない試合、辻監督はこのままタイミングの合わない山川と心中する気なのだろうか。

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