2020年10月22日 ロッテ戦
単独3位に浮上したライオンズがロッテを3タテし、2位ロッテとのゲーム差を3に縮めた。
先発ニールは5回1失点。一方の打線は、5回までにスパンジーの2ランと外崎の3ランもあって6点を奪いゲームを優位に進めた。6回から継投に入り、ギャレットが3点を取られて2点差に詰め寄られたが、宮川、森脇が無失点で9回に繋いだ。
9回のマウンドは、ここ最近打たれている増田ではなく、平良であった。久しぶりに西武ドームの9回にFollow meが流れて登場した平良はランナーこそ出したものの、無失点で切り抜けてゲームセット、プロ2度目のセーブを挙げた。
ようやく貯金生活に入ったライオンズにCS進出が見えてきた試合であった。
早すぎる先発の交代
ニールが5回67球でマウンドを降りた。9回に増田が投げなかったのは当初からの予定通りだったのではないだろうか。そうであれば、勝ちパターンには森脇と平良しかいない中、少しでも先発にイニングを稼いでほしいところである。
しかし、ベンチはニールを5回で交代。調子が悪いわけでもなく、ニールが早々にマウンドを降りた後、ギャレットが3失点で5点リードがあっという間に2点差へと緊迫した展開になってしまった。
勝ちパターン全員を温存できるような試合展開を手放したベンチは猛省すべきである。
ラッキーボーイ山野辺
この3連戦にはラッキーボーイがいた。初戦はサヨナラエラーを誘うフライ、2戦目は完璧なサヨナラタイムリーヒット。そして、この試合では守備で魅せた。
2点差の8回、森脇が制球定まらず先頭の福田を四球で出した場面、続く中村の打球は1塁側ファールゾーンに飛んだ。1塁メヒア、2塁山野辺、ライト木村が追った打球は、山野辺がフェンスを越えながらキャッチした。これだけでもスーパープレーであったが、フェンス上のネットから跳ね返るとすぐさま2塁へ送球。タッチアップしていた1塁走者を刺し、マウンドの森脇を助けた。
3試合連続のお立ち台に挙げてほしい内容であった。