【ロッテ22回戦】山野辺の連日のサヨナラ打で借金完済

2020年10月21日 ロッテ戦

ライオンズの先発浜屋はプロ最長7回を投げて1失点。最近2戦の早々にKOされた内容とは全く異なる投球内容で、常にストライク先行。浜屋もよかったのだろうが、初めてコンビを組んだ岡田のリードもよかったのであろう。どの球種でも気持ちよくストライクが取れる好投であった。しかし、貧打のライオンズ打線が浜屋を援護できず、1点を取るのが精いっぱいであった。

8回森脇、9回増田を投入。連日の増田劇場であったが、この日は2アウト1,3塁のピンチを無失点で切り抜けると、その裏には連日の益田劇場が開幕した。2アウトながら、1,2塁のチャンスで試合を決めたのは山野辺であった。連日のサヨナラ勝利を呼び込んだ山野辺が2日連続のお立ち台に立った。

ライオンズはようやく借金を完済し、単独3位に浮上し、2位ロッテに4ゲーム差。明日もロッテに勝って3ゲーム差に詰められれば上が見えてくるだろう。

プロの技が詰まった最終プレー

前日の試合で山野辺は、次の機会には初球から振っていきたいとコメントしていたが、サヨナラの場面で初球から振ることはなかった。ただ、2球目の高く浮いたボールを捉えて、無理せず右方向へ運ぶと、鋭い打球は一二塁間を抜けた。

ライト福田のバックホームはワンバウンドのストライク送球。そこに2塁ランナー外崎がホームベースの最も遠いところを狙ってヘッドスライディング。結果は、わずか先に外崎の指がホームベースに触れた。

このプレーに絡んだ全ての選手が完璧にプロの仕事をした非常にレベルの高い見ごたえのあるプレーであった。

呉の根性バント

岡田が先発マスクをかぶったせいで、ピンチバンターがいない中、9回裏には呉がピンチバンターで打席に入った。ただ、1球目、2球目ともにバントできそうにないようなファールであったが、スリーバントを決行。呉はなんとか4球目をピッチャー前にボールを転がしてバントを決めた。

なんとかバントは決めたものの、1球目で決めておかなければいけない場面であった。呉はバックアップとしてベンチにいる以上、バント、守備でミスがないようにしなければならない。

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