2020年10月20日 ロッテ戦
ライオンズが1点リードで最終回に入ったが、この日現役引退を発表した高橋朋己と同期入団の増田が1点のリードを守り切れず延長戦に突入。
ロースコアのゲームになったのは両先発の踏ん張りと、ライオンズ打線の貧打のせいであった。2回に2アウト満塁、3回にノーアウト1,3塁のチャンスで1点も取れなかったのが響いた。7回に金子の犠飛でなんとか1点を取ったものの、守護神増田が2四死球の後に痛恨の同点タイムリーヒットを浴びた。最近4試合連続でヒットを打たれ、2試合連続の失点となった。
ただ、この試合にはラッキーボーイがいた。先制の場面で難しい球を何とかバットに当ててヒットエンドランを決めた山野辺であった。
9回2アウトから外崎が2塁打で出塁すると、山野辺は2塁後方へ打ち上げたフライをロッテの2塁とライトが交錯し落球し、サヨナラ勝ち。ポップフライを打ち上げたのはいただけないが、運だけは持っている男であった。
増田のセーブ失敗
9回2アウトまでこぎつけたが、田村に同点打を献上してしまった。その田村の前の打者、代打の福田は渾身の投球で三振に仕留めて2アウトとした。田村に対して1ストライクを取ったところで、なぜかスパンジーがマウンドへ行った。
スパンジーとしては何か気づいたことがあったのかもしれないが、あと1つアウトを取ればいい場面、打者に集中している状況で増田はその集中を乱されてしまったのではないだろうか。
スパンジーが真面目なのは分かるが、空気を読めない男なのだろうか。きちんとコミュニケーションを取れたのかどうかも分からないが、結局同点打を浴びてしまった残念なシーンであった。