【オリックス戦22回戦】守備のミスが絡んだ失点を栗山が一打で逆転

2020年10月16日 オリックス戦

ロースコアの試合を制してライオンズが連敗をストップ。

先発今井は制球が定まらず初回から四球連発したものの、運も味方し、2つの併殺もあって5回までは無失点。しかし、6回に源田のエラーで出塁を許すと、1アウト1,3塁となったところで降板。続く宮川が打たれて今井は1失点でゲームを終えた。

1点ビハインドのチームを救ったのは、栗山であった。先制された直後に1アウト1,2塁のチャンスを作ったが、4番メヒアが三振。2アウトとなった場面で栗山がオリックス先発山岡の100球目を捉えて逆転の2塁打を放った。

7回以降は、勝ちパターンを投入。最終回に増田が1打逆転の満塁の大ピンチを招いたものの、なんとか無失点で切り抜けてゲームセット。タイムリーヒットを浴びた宮川が2勝目、増田が27セーブ目を挙げた。

源田の気迫

逆転した6回、源田がヒットで出塁すると、2盗をヘッドスライディングで決めた。あまりいいスタートではなかったように見えたため、頭から滑りこんだのではないかと思われるが、先制されたランナーを出したエラーを取り返そうという気迫もあったのではないだろうか。

頭から滑り込んだ源田は2塁ベース上で安達と交錯し、首を痛めたように見えたがその後もプレーは続けた。明日以降の試合に響かなければいいのだが。源田の気迫は買うが、次からは足から滑り込んでほしいところである。

完璧なリリーフの森脇

7回に登板した森脇が完璧な3奪三振であった。

先頭の宗にはフォークで空振り三振に取ると、ここからが圧巻であった。続く松井は外角低めにズバッと決めて見逃しの三振。さらに、福田には外に逃げるフォークを見逃しで2つ目のストライクを取ると、決め球は外から入ってくるスライダーで見逃し三振に仕留めた。

完璧な制球で美しすぎる3三振であった。

栗山に救われた二遊間の守備

先制された場面、源田のエラーで出塁を許した後、続く打者のセカンドゴロを外崎は1塁走者にタッチできず、1塁に送球した。結果的にランナーが2塁に残ったせいで先制されてしまった。2塁でランナーをアウトにして、1アウト1塁にしていれば失点は防げていたかもしれない。

記録上のエラーは源田のエラーだけであるが、その後の外崎の守備もミスである。守備のミスから点を許したが、全てを救ったのは栗山であった。あと30センチ打球が高く跳ねていたらスタンドに入って逆転打にならなかったところである。運も味方にした頼りになるベテランである。

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