【日本ハム16回戦】森と組んだ高橋光成が今季最短KOでベンチは大誤算

2020年9月22日 日本ハム戦

好投が続いていた高橋光成が序盤から失点を重ねた。3回1/3を5失点で今季最短KOとなった。これまでは岡田とバッテリーを組んで好投を続けていたが、この試合では3試合ぶりに森とバッテリーを組んでKOとなった。

早々に5点をリードされ、打撃の反撃は1点のみ。粘りもなくあまりにもあっけなく敗戦となった。

1,2回に打たれた2ランホームラン2本は明らかに高橋光成の失投であった。この試合ではコントロールが悪かったのだが、この試合だけ調子が悪かったのか、森のリードが原因なのか、果たして原因はどこにあるのだろうか。

反撃した6回、先頭外崎の四球から源田、栗山の連続ヒットで1点を返し、なおノーアウト1,3塁のチャンス。しかし、この試合でも4番に起用された山川が三振、5番森が併殺打。調子が上がらない山川、森が最低限の仕事すらできず、反撃ムードはしぼんだ。

結局4番山川は2度の得点圏の打席を活かすことができず、4打数ノーヒット、2三振であった。前の試合では2安打を放ったものの、決して自分の形で捉えた打席ではなく、まだまだ調子が上がっていないのは明らかである。試合後に辻監督は「苦しんでるね」とコメントしたが、苦しんでいるような打者を4番に、さらには指名打者で起用すべきなのだろうか。

森のリード

中継ではいつも優しい解説の松沼兄やんであるが、言葉こそ優しいものの内容は非常に厳しいコメントをキャッチャー森と登板した投手に対して連発した。

特に森のリードは問題であろう。2球で追い込むとほぼ確実に高めのボール球を要求するいつものリード。高めの釣り球を要求することが悪いわけではなく、時と場合、次の球との組み合わせで工夫して使うべきであるが、なんの工夫もなく2球で追い込んだからボール球をただ要求しているだけに見えるのである。

さらに5点目を失った4回には1アウト1,3塁から清水を2球で追い込むと、3球目は外角に外した。スクイズもなく、1塁走者を考えると2盗もない状況である。結局、2球で追い込んだにも関わらず、清水には四球を与えて満塁のピンチを作り、続く西川にタイムリーヒットを浴びた。何のためのボール球要求だったのか意図を聞いてみたいところである。

おそらく、意図はなく追い込んだから1球外してみただけであると推測するが、そのようなリードをベンチは良しとしているのだろうか。ただただ森を起用したことろで、リード面での成長はありえない。コーチの役割が重要である。

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