2020年9月19日 オリックス戦
ライオンズが最下位オリックスに連敗。先発ノリンが同点の6回途中に満塁のピンチを迎えて降板。リリーフした宮川が打たれて3点のリードを許した。さらに7回にはギャレットが2点を失った。9回に栗山のホームランで2点を返したものの、終盤で5点差をひっくり返すことは今のライオンズの打線には不可能であった。
ノリンが初先発初勝利を挙げたあと連敗。前回登板でソフトバンク周東に2球連続盗塁を許したが、この試合でも3盗塁をゆるし、ランナーを背負った場面での投球は大きな課題であろう。
山川が4番に復帰
打線には4番に山川が戻ってきた。久々の1安打を放ったものの、本調子とは程遠いスイング。特にチャンスの1,2打席で簡単に凡退してしまったのは全くいただけない。
復調させるためには起用する必要があるものの、4番に起用する意味はない。4番に復帰させるには打撃で4番を勝ち取らせる必要があると思うが、どこまで山川に甘いのだろうか。
7回の攻防
勝負を決したのは7回の攻防であった。
ライオンズは3点をリードされた直後に山川のヒットと栗山の四球でノーアウト1,2塁のチャンスを作った。ここで少なくとも1点、できれば2点を返しておきたいところであった。しかし、続く柘植はバントのサインでストライクボールに対してバットを引いてしまい、2塁走者山川が飛び出してタッチアウト。さらに柘植は内野ゴロでダブルプレーで3人で攻撃を終わらせてしまった。
一方のオリックスはその直後、同じくノーアウト1,2塁のチャンスを作ると、送りバントが呉の失策を誘って追加点。さらに併殺打の間にもう1点を追加し、対照的な7回の攻防となってしまった。
3点リードされたライオンズは、勝負をかけるのであれば、山川に代走を出すか、柘植に対して岡田をピンチバンターとして起用すべきであった。結局、ベンチは手を打つことなく、ただただチャンスをつぶすだけの残念なイニングであった。失うものはもう何もないのである。ベンチは積極的に手を打つ時期ではないだろうか。