2020年9月5日 日本ハム戦
ノリンが2試合目の先発で粘投をみせたが、勝ちパターンの投手陣が誤算。誤算というより、当然の結果ともいえるかもしれない。
平良こそ2四球で招いたピンチをなんとか無四球で切り抜けたが、ギャレットは完全に捕まった。8回ギャレットは1安打1四球1死球で満塁のピンチを招くと、日本ハム西川に勝ち越しを許す3塁打を浴びた。さらに、中田にタイムリーヒットを浴びて4点を失って降板した。
3点失った時点で降板させるべきであるが、無駄に4点目を失うまで待ってからの継投となった。先発を降板させるのは早いが、リリーフを降板させるのは遅い。
今季は先発が好投しても早々に降板させる試合が多く、リリーフ陣に負担がかかる起用を続けた弊害がここに来て出始めている。結局ノリンの粘投を無駄にした残念な敗戦となってしまった。
勝ちパターンの崩壊
平良は登板のたびに四球を与え、コントロールに苦しんでいる。
ギャレットはコントロールだけでなく自慢のストレートも弾き返され被打率も悪化中で、8月以降の防御率は8点台である。
増田は登板ごとに安打を浴び、8月以降の防御率は4点台である。
このような状態では、リードした場面を担える投手でない。勝ちパターンの3投手を総替えするのは無理としても、少なくともギャレットは勝ちパターンから外す必要があるだろう。
もう少し先発投手を我慢するなり、リリーフの負担を減らす必要があるのは明らかであるが、西口投手コーチは何らかの手を打てるだろうか。