ようやく目を覚ました金子侑司

2試合連続マルチ

木村のバント失敗、ギャレットの乱調、いろいろあった中で山川がサヨナラでチームを救った試合、影のヒーローは間違いなく金子である。4安打を放ち、先頭打者の9回には内野安打をヘッドスライディングで決め、サヨナラの場面をお膳立てした。

前日の試合でも2安打を放った金子は、2試合連続マルチヒットで打率を.272にまで急上昇させた。今後も継続させることが重要ではあるが、ようやく金子は目を覚ましたのではないかと推測する。

バットの握り

これまでの金子は、大振りして三振、ポップフライを量産していた。おそらく金子は大きいのを打つことがかっこいいと思っているのではないだろうか。快足を飛ばして3塁打を打てば、それなりにかっこいいだろう。しかし、金子が最も輝くのは間一髪1塁セーフになるような内野安打である。

8月27日の試合では、4本のヒットの中で足で勝ち取った内野安打が2本。いきなり打撃に変化が生じたのは、間違いなくバットの握りであろう。グリップを拳1個分余らせてバットを持ち始めたのである。

バットを短く持ち始めたのは、8月26日の試合からである。2試合連続マルチヒットを放ったのも納得である。バットを短く持ち始めてから8打数6安打。三振1、併殺打1であるが、併殺打はショートへの鋭い当たりであった。ここまでのところポップフライは皆無で、全ての打球がゴロかライナー性の当たりである。

この2試合の結果で1番に起用することはやめてほしいところではあるが、このバッティングが継続するようであれば1番に起用されることも間違いないだろう。今後の金子のバッティングに注目したい。

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