2020年8月21日 オリックス戦
オリックス6連戦を3連勝中のライオンズはエースのニールが先発。前回登板で3回6失点でKOされたが、この試合では好投。球数も少なく、8回までマウンドに上がったが、ピンチを迎えて降板すると、続く宮川が打たれて2点を失った。
ニールが好投したものの打線が不発。放った安打はわずか2安打。山川が1発を放ち、1点を奪うのがやっと。連勝が止まったライオンズは監督がいなくなったオリックスに敗戦。オリックス先発の山崎に翻弄された試合であった。
腹をくくれない首脳陣
ニールが8回にマウンドに上がった時点で1-1の同点。打線は打てず、点を取られた時点でそのまま敗戦へつながる状況である。さらに、前日の試合で平井が先発、ギャレット、増田が3連投で勝ちパターンで使える投手が少ない中、ニールが8回まで頑張ったのであれば、首脳陣は腹をくくるべきであろう。
ピンチを招いたニールを降板させて、前日ノーアウト満塁のピンチを凌いだ宮川をマウンドに送ったものの、宮川は四球で満塁にすると、続く打者にタイムリーヒットを浴びて痛恨の2点を失った。
柳の下に2匹目のどじょうはいないものである。リリーフ陣を休ませるためにも、ニールには悪いが8回に失点すれば敗戦という覚悟が首脳陣には必要であったのではないだろうか。結局、欲が出て宮川を使った上で敗戦。前回のKOされた登板から切り替えて好投したニールを十分にねぎらう余裕はあるだろうか。
明日の試合は、ライオンズに移籍して初めての先発登板となる内海が先発である。打線は今日の内容を忘れて、内海を十分に援護するべく打ちまくって欲しいものである。