【楽天11回戦】本田が今季初勝利、柘植と西川がプロ初ヒット

2020年8月16日 楽天戦

前日の試合で、白星を取りこぼしたライオンズは今シーズンの先発陣で最も安定感のある本田が登板。打線が2回3回で6点を奪い、先発の本田は大量援護に守られながら好投した。5回に1点を失ったものの、5回84球1失点でマウンドを降りた。

結局、7回、8回にも追加点を奪ったライオンズが終始優位にゲームを進めて11-1で勝利。楽天6連戦を2勝3敗1分けで終えた。

相変わらず早い継投

本田が安定した投球を披露しながら、5回を投げ終わったところでマウンドを降りた。この試合では3連投中の平良がベンチ入りから外れ、勝ちパターンのリリーフは手薄な状況である。

前日の試合では好投の松本を100球に届かず降板させて、ギャレット、増田で勝ちきれずに引き分け。しかし、この試合でも早い継投は続いた。5回を終わって7-1と大きなリードがあるものの、リリーフが手薄な状況で本田は降板となり、今井がマウンドに上がった。

大きなリードがあるとはいえ、最も安定感のある先発を早々に代えて不安定な今井をマウンドに上げるベンチの意図は理解不能である。リリーフ陣の負担を減らすためにも、好投している先発投手の交代はもっと我慢するべきであろう。

西川と柘植がプロ初ヒット

1番で活躍を見せていた高木渉が右足負傷のため登録抹消。代わって登録された西川が代打で1軍初出場を果たした。その西川は、1打席目はレフトフライに倒れたものの、2打席目には左中間を真っ二つに破るタイムリー2塁打。初安打と初打点を一気に達成したが、送球間に積極的に3塁を狙った西川は3塁でタッチアウトとなり、記念のボールを受け取ってベンチに引き上げた。

西川に先立ち、同じイニングに柘植はプロ2打席目で三遊間を破り初ヒットを放った。1イニングで2人がプロ初ヒットを達成する珍しい攻撃となった。

調子が上がらない打線のなかで、若手がどんどんチャンスを掴みつつある。鈴木といい、高木といい、西川といい、若手の外野陣はすべて素晴らしいバットコントロールを持っている印象がある。若手たちのこれからの活躍が楽しみである。

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