【日本ハム5回戦】先発伊藤が粘投し、スパンジーの一撃で逆転勝利

2020年8月5日 日本ハム戦

ライオンズの連敗と2桁三振の試合が止まった。先発は今季初めて回ってきたチャンスの伊藤翔。

ボールは今井のように酷いシュート回転で、4回まで毎回ランナーを背負う苦しいピッチングながらも粘りを見せて最少失点に抑えた。5回1アウトでマウンドを降りるまで、与えた四球は1つのみで、打たれたヒットは4本。今井、高橋、松本のドラ1トリオよりも打者に向かっていく内容で、今季初先発にして好投であった。

5回から継投に入ると、6回に打線が一気に逆転する5得点。最終回にも2点を加えたライオンズが逆転勝利で連敗ストップ。日本ハムを抜き再度4位に戻った。

早すぎる継投

伊藤翔が2巡目を終えたところで降板となった。4回1/3を71球1失点であった。ピンチが多かったとは言え、早すぎる降板であったと言える。

これまで中継ぎで起用していたことも考慮したのかもしれないが、先発で起用したからにはもっと覚悟をして起用する必要があるのではないだろうか。結局、先発を早く下したことで、平井を回跨ぎさせ、さらに平井がピンチを迎えたことで、平良を回跨ぎさせることになった。ベンチの采配がリリーフ陣を消耗させていることを認識すべきであろう。

結局勝ちは平井に付いたが、先発して粘投した伊藤、あるいは平井の作ったピンチを抑えた平良に勝ちを付けてあげたい試合であった。

迷走する采配

継投だけでなく、打撃でも迷采配が見られた。森の4打席目、バスターのサインである。2塁打のスパンジーを2塁において迎えた4打席目、森はバントの構え。しかし、バントをすることはなく3球続けてバスターを試みた。

バントであれば素直にバントさせればいいのであるが、バスターのサインであった。初球だけバスターであればまだ理解できるが、2球目、3球目もバスターをさせる意図が理解できない。結局、森は三振に倒れて追加点を奪うことはできなかった。

この試合での勝利は、スパンジーが日本ハムのマルティネスの自信のツーシームをホームランしたことに尽きる。試合当初から、7試合連続2桁三振を避けるようにとにかくボールをバットに当てるだけの打線であったが、スパンジーのホームランが打線を救ったと言ってもいいだろう。

そのスパンジーはホームランの後、2本の2塁打で猛打賞としたが、継続できないのがこれまでのスパンジーである。明日の試合でのスパンジーの打撃に注目である。

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